【ライトノベル最新動向】「転スラ」「Re:ゼロ」「禁書目録」新刊も! 9月発売ラノベを徹底解説
「転スラ」「Re:ゼロ」「禁書目録」と人気シリーズの最新刊が登場する9月のライトノベル。9月30日発売の伏瀬によるシリーズ最新作『転生したらスライムだった件 20』(GCノベルズ)は、ただのスライムのリムルと、支配を司るスキルを持ったミカエルとの戦いが終わり、ミリムと蟲型魔神との戦いにも行方も見えかけたところに、ヴェルドラの姉で白氷竜と呼ばれるヴェルザードが登場。可愛らしくて恐ろしいヴェルザードに挑むリムルが見られそうだ。
9月22日発売の長束達平『Re:ゼロから始める異世界生活 31』(MF文庫J)は、舞台を剣奴孤島「ギヌンハイブ」へと移して、見世物として繰り広げられる命懸けの“死合い”攻略にナツキ・スバルが挑む展開が繰り広げられる。次から次へと試練を与えられるナツキ・スバルに安息の時は訪れるのか? 9月9日発売の鎌池和馬の『創約 とある魔術の禁書目録(7)』(電撃文庫)は、手足拘束済みのアラディアに御坂美琴や食蜂操祈ら常盤台中学のレベル5 たちも交えた初詣から始まる大騒動を楽しめそう。新年でも上条当麻の不幸体質は変わらない?
「禁書目録」と同じ電撃文庫からは、話題のアニメ『リコリス・リコイル』で原案を担当したアサウラの『小説が書けないアイツに書かせる方法』も9月9日に発売。勃起不全の少年を主人公にした小説で新人賞を受賞したものの、そのことを周囲に明かせないでいる月岡雫のところに一之瀬琥珀という巨乳美女が現れ、正体をバラされたくなければ自分が考えた小説を書けと迫る。
半額弁当の争奪戦を描いた『ベン・トー』や、傭兵の少女と人気マスコットとの壮絶なバトルが繰り広げられる『デスニードラウンド』といった、肉弾戦や銃撃戦にあふれかえった作風からは一変した内容は作者の新境地となりそう。一方で、アニメのスピンオフ小説『リコリス・リコイル Ordinary days』(電撃文庫)も同時に刊行。喫茶リコリコでの舞台に千束とたきなの“非日常”を描いたという内容だけに、こちらも期待大だ。
新シリーズは、『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』の枯野瑛による『砂の上の1DK』(スニーカー文庫)が9月1日に登場。産業スパイの青年が、昔なじみの女子大生に宿った未知の生物と同居生活を始めるというストーリー。「終わりを受け入れ、それでも人らしい日常を送る“幸せ”を望んだ、とある生命の五日間。」という紹介分から、感涙を誘う結末が予想できるが、果たして。