絶景島、奇祭島、珍食島……トリビア満載 島をキャラ化したカワイイ図鑑『しまずかん』に注目
8月1日は島の日。「8」を「は」、「1」を「I」(アイ)に見立て、「ハッピーアイランド」の語呂合わせで、「島の日」として制定されたそう。そんな島の日に、個性豊かな島をキャラクター化した図鑑本『しまずかん』が講談社より刊行された。
島のキャッチコピーと、島の特徴が表現されたなんともいえないキャラクターが、全50島も登場。例えば、沖縄県の南大東島は、約4800万年前にパプアニューギア沖で生まれて、そこから地殻変動で一年に約7㎝ずつ動き、今、沖縄県に位置している。
他にも裏名物の毒魚インガンダルマで注目の南大東島(沖縄県)や虫に食べられて消滅しそうなホボロ島(広島県)、築100年超の廃墟アパートが話題の軍艦島(長崎県)、日本一映える星空につつまれる竹富島(沖縄県)などがユニークな視点で描かれている。
「日本にはおよそ7000もの島たちが暮らしています。島たちは、海で囲まれているのでまわりを気にせずに育ちがちです。だから、気づいたときには、自然も文化も生態系も、個性的な感じに仕上がってる。キャラがだいぶ強くなっちゃってる。謎の仮面でお祭りする島。毒ガスをつくらされていた島。人間の都合でサイボーグ化した島。この本では、そんな個性的な島たちのつぶやきを紹介しています。きっと、人間に対して話したいこととか伝えたいことがいっぱいあるんだろうね。ほら、島がなにか言いたそうだよ。聞いてあげて。」
――「はじめに」より
この本は、そんなキャラが強めな島たちがすべてキャラクターになった、好奇心あふれる子どもから旅好きの大人まで楽しめる、まったく新しい島の図鑑。本当の島と見比べながら読むのも魅力的だ。
【書籍情報】
『しまずかん』
著者:こにし けい、たきざわ しょうたろう、しまもり なつこ
発売:2022年8月1日(月)※書店によって発売日が異なる場合があります。
定価:1760円(税込)
頁数:224頁
発行:講談社