中野信子×三浦瑠麗『不倫と正義』に橘玲コメント 「女同士の内輪話を覗き込むような面白さがある」

 脳科学者・中野信子と国際政治学者・三浦瑠麗が 「不倫」について語り尽くす対談本『不倫と正義』が、4月18日に新潮社より刊行された。合わせて、作家・橘玲の推薦コメントが発表された。

 コロナ禍の今、不倫が激増中で、ある調査によれば、2017年に浮気・不倫経験があると答えた男性は4割弱、女性は2割強だったのに対して、2020年の調査では男性が7割近く、女性が4割強にも及んでいたという。一般にこれほど「浸透している」感もある一方で、有名人がすればすかさず報道され、世間から激しくバッシングされている。これはいったいなぜなのか? なぜ有名人だと叩かれるのか? そもそも人はなぜ不倫をするのか? 現代の結婚制度はうまくいっているのか? なぜ日本の結婚制度は今のようになっているのか? こうした疑問を糸口に、さまざまなメディアを通じて発信を続ける二人が、専門分野に裏打ちされた知性と鋭敏な感性で刺激的な議論を繰り広げるのが本書『不倫と正義』だ。

 作家の橘玲は「男にとって、女の「恋バナ」は永遠の謎だ。本書のテーマは不倫だが、そんな女同士の内輪話を覗き込むような面白さがある。とはいえしばしば、背筋が冷たくなるような言葉が出てくるのであるが。」とコメントを寄せている。また、新潮社のPR誌 『波』5月号(4月28日発売)には、橘玲の書評も掲載される。

 各電子書籍書店と新潮社HPでは、無料お試し特別版を配信中。お試し特別版は「はじめに」から、冒頭20ページ超の大ボリュームを収録している。

著者コメント

中野信子氏「さまざまな違いのある我々ではあるが、一方で、恋愛に関する話題については意見の一致する部分があり、かなり面白いと感じた。瑠麗さんは冷静で淡々としているように見えながらとても情緒的な面も持ち合わせている。そして意外にも、それをあまり隠そうとはしていないようでもある。
 本書を手にされた皆さんが、時間依存的に変化し続ける倫理や社会通念によって思考停止させられることなく、これから先のあなた自身の生を救う一助として、本書を活用していただけたら望外の喜びです」

三浦瑠麗氏「不倫はよくないものである。そうに決まっている。しかし、世の中からなくならない。ならばこそこそとやっていればいい。放っておくがいい。それなのに、なぜいい大人がふたりして一冊かけて“不倫と正義”について語ったのかというと、それは不倫が愛と関わっているからである。中野さんとは笑ってしまうほど違う一方で、シンとするほど響き合うところも感じる。よくよく考えてみると、女同士の打ち明け話ではなく社会への糾弾でもない形で、こうやって大人の女が二人まじめに「不 倫」について議論するというのは、なかなかない企画だったのではないか」

■書籍情報
『不倫と正義』
中野信子、三浦瑠麗 著
定価:924円(税込)
発売日:2022年4月18日

【電子書籍】無料お試し特別版:https://ebook.shinchosha.co.jp/book/E053301/
Kindle 版:https://www.amazon.co.jp/dp/B09X52LVJW/ *
新潮社HP:試し読み https://www.shinchosha.co.jp/book/610949/preview/

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