『東京卍リベンジャーズ』ドラケンはなぜ人を惹きつけるのか? タケミチたちに示した、心の強さ
心揺さぶる、ドラケンの名言
もともと「8・3抗争」の際に死ぬ運命だったドラケン。タケミチが未来を変えたことによって、未来、そして今回の”10年前”まで生きることになったドラケンだが、そんな彼が残した数多くの名言はどれも苦難を乗り越える力強さや重み、そして誠実さが感じられ読者の心を惹きつけてやまない。最後に心揺さぶる、ドラケンの名言を紹介して締めくくりたい。
下げる頭持ってなくてもいい 人を想う”心”は持て(12話)
愛美愛主との抗争に巻き込まれたパーちんの親友の彼女の元を訪れた時にマイキーに言い伝えた言葉だ。変わり果てた娘の姿に対して怒りを露わにする彼女の父親に対し一番に頭を下げたドラケン。このセリフと共に、”不良の世界”に関係ない人を巻き込んで泣かせることがあってはならないとマイキーを諭す。
それでもオレはオマエの仲間だ!(49話)
「東京卍會」一番隊隊長だった場地圭介が羽宮一虎と共に芭流覇羅入りを果たし、マイキーへの裏切りを宣言する。後に「血のハロウィン」と呼ばれることとなる抗争の2日前に、ドラケンが一虎を呼び出した時に言い放ったこの言葉からはドラケンらしい真っ直ぐさが垣間見える。
未来で何があったのかは知らねぇ! けどオマエが必死に戦ってきたのは知ってる(180話)
「関東事変」の終盤、逃亡しようとする稀咲を追うタケミチだったが、足を撃たれているため思うように動けず、ドラケンの背中を借りることになる。挫けそうになるタケミチを鼓舞する、ストレートな力強さが印象的なセリフだ。
総長の決断に異論はねぇ‼︎今日までお疲れ様でした‼︎総長‼︎(189話)
タケミチから未来で起きること、そしてタイムリープを繰り返してきた理由を聞いたマイキーは「東京卍會」解散を宣言する。この決断に全員動揺したが、誰よりも真っ先に、そして堂々とマイキーの決断を尊重した言葉で応えたのはドラケンだった。
25巻をきっかけにドラケンの軌跡に興味を持ったあなたは本編はもちろん、主要キャラクターのプロフィールや部屋の間取りといった裏設定にまで迫った『東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下』を読んでみてはいかがだろうか。