SHIHO×RIKACOが語る、自分らしく生きるための瞑想 「無意識なものに気づくと、日々の中に奇跡を発見し始める」
呼吸ひとつから始める、人生のヒントを伝える本に
――例えば「今日食べすぎちゃったな」みたいに、自分の思ったように1日を過ごせなかった日というのはありますか?
SHIHO:あるある! まさに一昨日とかそんな感じでしたよ。「あんまり食べたくないな」って思いながらも、コース料理で出てきちゃうから「残すのもダメだしな」と。RIKACOさんもありますよね?
RIKACO:もちろん。でも、次の日に絶対リカバリーする! なるべく野菜と果物にしたり、汗をかく運動をしたり。大事なのは「放置しない」ってことなのよ。
――なるほど。一気に気持ちが折れてガタッと崩れてしまうことはないんですね。
SHIHO:ちょっと崩れたら、そのタイミングでちょっと修正しておく。そうしたら、ちょっとダメな日もまた作れる(笑)。
RIKACO:後々やることが増えるだけなんだから! 溜め込まないのが大事。全部ストイックにやれとは言わないから、甘すぎないようにもしたほうがいいって、私は思うな。
SHIHO:厳しくなくてもいいし、ゆるくてもいいから、意識を忘れないようにする。それだけで、一つひとつの選択が変わってきますからね。
――逆に、理想が強過ぎて自分自身を縛ってしまう方もときどきお見かけしますが、どう思われますか?
SHIHO:それで苦しくなってしまっているのだとしたら、本当の理想じゃないのかも。本来、理想の自分に近づくほど、うれしいはずじゃないですか。そうじゃないってことは、何かの型に当てはめようとしているんじゃないかな?
RIKACO:そうね。みんながいいって言うから、誰かがそうしろって言うからって、無理にその理想を自分の理想だと思い込んでいるのかもしれない。本当に心が喜ぶ理想をしっかり見つめたほうがいいね。だからまずは、自分自身のことをよくわからないと。
SHIHO:そして、周りのことも、人のことも。
RIKACO:やっぱりね、自分のことを好きでいないと、人のことも好きでいられないのよね。だから、自分のいいところも悪いところも理解して進んでいくためにも、自分で自分に愛を与えることが大切になる。誰かパートナーが与えてくれる愛っていうのも大事かもしれないけど、まずは自分を愛することから始めないと。それが基本だから。そのための気づきっていうのは、瞑想でわかっていくことが多いんじゃないかな。
SHIHO:瞑想を続けていくと「I」にとどまらない「We」の感覚に気づかされるんです。自分の理想の先に、地球の理想があるみたいな(笑)。「瞑想」っていうと、いきなり何かを目指さなければならないように感じるかもしれないけれど、全然そうじゃなくて。今のままでいいんですよ。ただ呼吸してくれている自分の体に「息をしてくれてありがとう」って感謝して、もっと深く息が吸えるように呼吸と自分の共同作業を感じてみる、とか。そうした、当たり前で、気づいてもいなかったことに意識を向けていくと、自分自身を発見したり、愛していくことにつながっていくんです。
RIKACO:まだまだそこに気づけていない人いっぱいいるから、その入り口をSHIHOが作ったのは、もう社会貢献だと思うのね。ぜひみんなに知ってもらいたいね、この入り口は決してハードルが高くないってことを。
SHIHO:そうですね。ちょっと気にするだけでいいっていう。
RIKACO:本当に素敵な本を作ったと思うよ。人間生きてたらイライラしたり迷ったりするのは避けられないわけだから。それにどう対処していくかのヒントってみんな求めているわけで。この本も「瞑想の仕方」というよりも「人生のヒントがたくさん載ってるよ」って伝えたい!
SHIHO:ありがとうございます。私自身、瞑想を通して人生のヒントにたくさん出会い、本当に楽に生きられてる。不安ばかりで焦って「どうしようどうしよう」って悩んだり、迷ったり、呼吸が浅くなってしまっていがちなこのご時世、瞑想は役に立つので、是非、試してみてもらえたら!
■書籍情報
『NATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想』
SHIHO 著
定価:1320円(10%税込み)
2021年9月10日初版発行
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