「るるぶ」がついに宇宙進出? 宇宙旅行の最新ガイド『るるぶ宇宙』発売へ

 旅行ガイドブックの先駆けとして知られる「るるぶ」(JTBパブリッシング)が史上初の宇宙ガイド『るるぶ宇宙』を3月30日に発売する。

 「るるぶ」は40年近くにわたり、国内外の様々な地域を取り上げてきたが、この度、いよいよ掲載エリアを「宇宙」へと拡大。これまで当たり前だった「旅行」が気軽にできない現在の状況で、「るるぶ」編集部が「家でも楽しめる旅行先」を新たに考えた結果、出てきたエリアが「宇宙」だったという。

 近年は日本と宇宙がつながるニュースが多く、小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル帰還、野口聡一宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)への飛行、そして2021年の春には、星出彰彦宇宙飛行士もISSに向けて出発することが予定されている。さらに実業家による月周回旅行の参加者募集も始まり、もはや夢ではないと言われ続けてきた宇宙旅行が、ついに現実味を帯びてきている。

 ニュースで宇宙に興味を持った人にも親しみやすいように、「るるぶ」が得意とするビジュアル重視の誌面で、宇宙開発や宇宙旅行の最新事情を分かりやすく紹介。そのほか、太陽系の惑星の見どころ案内や、実際に購入できる宇宙食の紹介、JAXAの宇宙センターをはじめ宇宙関連スポットのガイドなど、バラエティに富んだ内容で、家で妄想しながら楽しむことも、実際に使うこともできる一冊になっている。

<本書の内容>

1.ニュースでも話題の国際宇宙ステーション(ISS)を大特集!

 

 野口宇宙飛行士が滞在中で、星出宇宙飛行士の出発も予定されているISS。将来的に民間旅行にも利用予定のISSの行き方・過ごし方を、ビジュアルメインの楽しい誌面で紹介。

2.宇宙開発と宇宙旅行の最前線を分かりやすく解説

 民間のプロジェクトとして話題の月周回旅行をはじめ、実現が近いとされる宇宙旅行の情報が満載。月面基地の建設など、より先の未来を目指した動向も紹介している。また、旅行の話題だけではなく、サンプルリターンの大成功が話題を呼んだ「はやぶさ2」をはじめ、宇宙にまつわる最新事情も徹底調査。 

3.太陽系惑星の見どころや、全国の宇宙にまつわる体験施設も紹介 

 

 月や火星のみならず、将来的には太陽系全体を旅することも? 観光の際には必ず立ち寄りたい数々の「名所」を先取りしてご案内。見学可能な宇宙センターや、全国の科学館・技術館など、すぐに役立つ宇宙スポットもたっぷり掲載している。

■書籍情報
JTBのMOOK『るるぶ宇宙』
発行:JTBパブリッシング 
発売日:3月30日
定価:1100円(税込)

<監修者紹介>
林公代(はやしきみよ)
日本宇宙少年団情報誌編集長を経て2000年からフリーライターに。宇宙・天文分野を中心に取材・執筆。20年以上にわたって宇宙飛行士や宇宙関係者へのインタビュー、NASA、ロシア、日本でのロケット打ち上げ、 すばる望遠鏡(ハワイ)、アルマ望遠鏡(南米チリ)など宇宙関連施設への取材を続ける。近著は『宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙新時代」を生きる』(野口聡一宇宙飛行士、矢野顕子と共著)。2005年に『宇宙の歩き方』を上梓した宇宙旅行ガイドブックのパイオニア。

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