日本に逃れてきた難民とつくったレシピ本『海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders』新装版

 日本に逃れてきた難民とともに作ったレシピ本『海を渡った故郷の味 新装版 Flavours Without Borders new edition』が、2月4日に発売される。

 世界中から日本に逃れてきた難民たちが教えてくれたレシピを掲載した同書。ミャンマー(ビルマ)、イラン、クルド、エチオピアなど、世界15の国・地域から45の家庭料理を集めた日・英併記のレシピ本となった。難民たちの故郷の家庭料理が、日本にある食材で作れるよう工夫されている。

 日本で難民として認定される人の数は年間数十人と依然として少なく、多くの人が厳しい状況に置かれている。本書は、日本に逃れたきた難民を支援する「認定NPO法人 難民支援協会」が、難民たちとともに料理を作りながら制作した。

 各レシピに掲載しているコラムには、食文化の豆知識、作り方のコツに加え、作り手である難民の料理をめぐる個人的ストーリーも紹介されている。同書を通して、海を渡って逃れてきた難民の故郷の味、そしてその思いを感じて欲しい。

■書籍情報
『海を渡った故郷の味 新装版 Flavours Without Borders new edition』
編著:認定NPO法人 難民支援教会
出版社: 株式会社トゥーヴァージンズ
発売日:2020年2月4日
本体価格:1,600円(+税)
書籍特設サイト:https://www.flavours-without-borders.jp/

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