ザ・ウィークエンドの作り出す世界観に没入! 映像、ファッション、ツアー小道具……全感覚で堪能できるポップアップレポ

 9月11日から21日まで、UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKUにてザ・ウィークエンドのポップアップストア『AFTER HOURS TIL DAWN TOKYO POP UP STORE』が開催されている。9月19日、20日に埼玉・ベルーナドームで行われる来日公演を前にオープンする今回のポップアップ。今回は、9月10日に行われたメディア向けプレオープンにひと足早く訪れることができた。

 会場は1階から3階まで、それぞれ異なる内容で構成されている。1階は映像インスタレーション、2階にはアパレルを中心としたアイテムが並び、3階では実際のツアーで使用された衣装やマスク、造形物を間近で見ることができる。グッズを購入するだけではなく、フロアを巡りながらザ・ウィークエンドの世界をさまざまな角度から楽しめるポップアップだ。

 まず1階に足を踏み入れると、そこに広がるのは『After Hours Til Dawn』の世界を体感できるインスタレーション。通路や壁面を埋め尽くすように無数のモニターが配置され、ザ・ウィークエンドの歴代MVや作品を象徴するビジュアルが同時に映し出されている。前を見ても横を見ても映像が飛び込んでくるため、どこに視線を向けるか迷うほど。歩きながら眺めているだけでも、これまでの作品世界を一気に浴びているような感覚になる。

 赤やオレンジ、ピンク、紫といった色彩が空間全体に広がり、モニターから漏れる光が床や天井にも反射する。ひとつの画面を追っているうちに隣の映像へと目を奪われ、気づけば反対側のモニターにも視線が移っている。「HURRY UP TOMORROW」の文字や、見覚えのあるMVのシーンが次々と現れるので、筆者も撮影しながら何度も足を止めた。一周しただけでは、とてもすべてを追い切れない。

 年代順にキャリアを振り返る展示とは異なり、過去のMVやビジュアルが断片的に、しかも同時に現れるのも面白い。それぞれの時代に生まれた映像が同じ空間に並ぶことで、ザ・ウィークエンドが作品ごとに作り込んできたビジュアルの強さをあらためて感じさせられた。

 2階へ上がると、先ほどまでの薄暗い空間から一転。白い光に包まれたフロアに、Tシャツやフーディー、ジャケット、キャップなどがずらりと並んでいる。“AHTD”や“XO”のロゴを大胆に使ったものから、ロボットを思わせるグラフィックアイテムまで、デザインの振れ幅はかなり広い。黒×イエローのボディに“XO”を大きく配したウェアもあれば、“スタジアムツアー”と日本語が入ったTシャツもあり、一着ずつ見ていくだけでもかなり楽しい。

 個人的に気になったのは、やはり日本語を使ったデザイン。“AHTD”の無機質で近未来的なロゴのなかにカタカナが入ることで、昔の海外アーティストの日本盤やツアーグッズを思わせる雰囲気も生まれている。日本で開催されるポップアップらしさがしっかり感じられるアイテムだった。

 フロアには『STARBOY』『DAWN FM』『THE HIGHLIGHTS』など、日本語の帯が付いた作品も展示されている。さらに、XOロゴをあしらったキャップやAHTDのバンダナ、ベア型のオブジェなども並び、アパレル以外にも見どころは多い。一つひとつ眺めているうちに、2階でもつい長居してしまった。

 そして3階へ上がると、今回のポップアップでも特に見応えのある展示が待っている。『After Hours Til Dawn Tour』で実際に使用されてきた衣装やマスク、小道具の数々だ。

 2023年 南米公演のクローム調のマスクやアームハーネス、2025年 北米公演のマスク、2026年 ヨーロッパ公演で使用されたダンサー用マスクなどがケースのなかに並ぶ。ライブ映像ではステージ全体に目を奪われるが、実物を間近で見ると、表面の質感や曲線、細かな造形まで確認できる。とりわけクローム調のパーツは周囲の景色まで映り込むほど光沢が強く、映像で観ていたときとはまた違った印象を受けた。

 なかでも足が止まったのが、2025年 北米公演で使用された黒いローブ。全体に細かな装飾が施され、使われているスワロフスキークリスタルは3万個。実物は写真以上に華やかで、少し見る角度を変えるだけでも無数の光が細かく揺れる。スタジアムの遠い客席からでも目を引く衣装が、近くで見るとここまで緻密に作られていることには驚かされた。

 さらに、フロアのなかでもひときわ強い存在感を放っていたのが、全身ゴールドの人型オブジェ。艶のあるボディが照明を反射し、周囲に並ぶマスクや衣装のなかでも目を引く。プレオープンでも、このオブジェの前で足を止めたり、さまざまな角度から撮影したりする人が多く、大盛況だった。

 1階では映像、2階ではアパレルやグッズ、3階では実際にツアーで使用された衣装や造形物と、フロアごとに異なる角度からザ・ウィークエンドの世界に触れられる今回のポップアップ。グッズを目当てに訪れるのはもちろん、歴代のMVを眺めたり、ステージで使われた衣装やマスクを間近で見たりと、展示だけでも十分に楽しめる内容になっている。3フロアを巡ることで、ザ・ウィークエンドが音楽だけでなく、映像やファッション、ステージ演出まで含めて作り上げてきた世界をあらためて味わえる場所だった。

■ストア情報
『AFTER HOURS TIL DAWN TOKYO POP UP STORE』
開催期間:2026年9月11日(金)~9月21日(月・祝)
営業時間:11:00~20:00(Visaカードホルダー限定特別枠 10:00~11:00)
会場:UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-20-6)
入場料:無料
公式サイト:https://sp.universal-music.co.jp/pop-up/the-weeknd/afterhourstildawn/jp/index.html

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