青葉坂46の狙いとは? “坂道研修生”との決定的な違い、活動後に各グループへ配属される新制度の意図

 乃木坂46、櫻坂46、日向坂46につながる1年間限定のグループとして、新たに青葉坂46が始動する。オーディションで選ばれたメンバーは、青葉坂46として1年間活動。その後、乃木坂46 7期生、櫻坂46 5期生、日向坂46 6期生としてそれぞれ配属される。配属前に1年間の活動期間を設けるという点で、これまでの坂道グループにはなかった試みだ。

坂道研修生との比較で見える新制度の狙い

 とはいえ、複数の坂道グループを対象に新メンバーを募集し、その後に配属先を決めるというプロセス自体には前例がある。2018年に行われた『坂道合同新規メンバー募集オーディション』では39人が合格し、そのうち乃木坂46 4期生として11人、欅坂46 2期生として9人、けやき坂46 3期生として1人が配属された。その時点で配属に至らなかったメンバーは坂道研修生としてレッスンを続け、2019年には『坂道グループ合同 研修生ツアー』を開催。2020年2月の『坂道研修生 配属発表 SHOWROOM』で、乃木坂46、欅坂46、日向坂46への配属が発表された。

坂道合同オーディションCM 白石麻衣(乃木坂46)編

 そう考えれば、青葉坂46は実質的な“坂道研修生の復活”と見ることもできる。ただし、今回大きく異なるのは、その期間が最初から制度として組み込まれていることだ。坂道研修生は合同オーディション後、最初の配属に至らなかったメンバーによって構成されていた。一方、青葉坂46ではオーディションを受ける段階から1年間限定のグループであること、その活動後に3グループへ配属されることまで示されている。配属前の期間そのものが、新人育成のプロセスとしてあらかじめ設計されている点は興味深い。

青葉坂46 オーディション告知Movie Full

 そこで考えたいのが、「1年間活動してから配属すること」の意義だ。オーディションでは、歌やダンス、受け答え、本人が持つキャラクターなど、限られた審査期間の中でさまざまな部分を見られることになる。しかし、実際にアイドルとして活動してみなければわからないことも多い。ライブでどのように存在感を発揮するのか、MCやメディア出演でどんな個性を見せるのか、集団の中でどんな役割を担うのか。活動を続ける中で歌やダンスが急速に伸びるメンバーもいるだろう。もちろん、青葉坂46の1年間が配属グループを見極めるための期間だと明確に発表されているわけではない。ただ、実際の活動を1年間見ることで、オーディション時点ではわからなかった一人ひとりの強みや適性が見えてくる可能性はある。最初に配属先を決めてから育てるのではなく、ひとつのグループとして活動する中で個性を伸ばし、その先で3グループへ正式に配属される。ここは従来との大きな違いになるはずだ。

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