「見下されているような状況」ーーピョ・ウンジ、それでも貫いた“グラビア愛” 10周年記念ソングと孤高の歩み

ピョ・ウンジ、それでも貫いたグラビア愛

 韓国出身のグラビアモデル ピョ・ウンジ。日本とは異なり、グラビア文化が一般的ではなく、その市場も整備されていない韓国におけるパイオニアとして、未到の地を歩み続けている。周囲の好奇/軽蔑の目に晒されながらも自身の活動を信じ、地道に活動を続け、現在では韓国だけでなく、日本をはじめグローバルな人気を獲得している。

 そんな彼女が、デビュー10周年を記念したデジタルシングル「Tonight (feat.PM)」をリリースした。なぜ頻繁に行っているわけではない音楽活動に再びチャレンジしたのか、本作に込めたメッセージやレコーディング時のエピソードのほか、グラビア活動への想い、目標だった日本での活動まで、幅広いテーマで話を聞いた。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

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道なき道をひた走る韓国でのグラビア活動

ピョ・ウンジ

――韓国でグラビアモデルとしてのキャリアをスタートされたウンジさんは、今年で活動10周年を迎えます。振り返るとどんな時間でしたか?

ピョ・ウンジ(以下、ウンジ):すごく忙しかったですし、いろいろなことを経験できた10年でした。とにかく早かったなという印象ですね。感覚としては、まだ5年くらいな感じ(笑)。ただ、私自身がやりたいことをやってこられたので、ずっと幸せでした。ここまでの時間にはすごく感謝しています。

――もともと、韓国にはグラビアモデルというお仕事が存在していなかったそうですが、そういった状況のなかで活動を続けていくことに大変さはなかったですか?

ウンジ:活動を始めた当初はSNSが活発になってきた時期でもあったので、「この子はいったい何をやってるの!?」みたいな目で見られていたところは正直あったと思います。ある種、見下されているような状況といいますか。そういった見られ方は今も少なからずあると思います。私としては世のなかの人たちに対して、私の好きなものを見てもらいたかったし、好きでやっていることなんだという事実を知ってもらいたい気持ちが強かった。でも、韓国のカルチャー的にはやっぱりユニークなポジションにいることは間違いなくて。ほかの人がやってこなかったことを続けていくという部分が楽しくもあり、ある種、いちばんハードだったところでもあったと思います。

ピョ・ウンジ

――ウンジさんの存在をきっかけに、韓国でグラビア文化が広がったりはしていないんですか?

ウンジ:今はたくさんの方がやっているし、やろうとしている人もたくさんいると思います。ただ、韓国のグラビアシーンはまだ醸成されていないんですよね。日本のように雑誌に出たり、DVDを出したりといった市場がそもそもないので。だから、ちょっと過激な道に進んでいったり、方向性の違う活動をしている人たちが多いような気がします。日本での活動も含め、純粋にグラビアタレントとして仕事をしているのはまだ私だけなのかもしれません。

――なるほど。今もなお、ウンジさんは道なき道をひた走っているわけですか。

ウンジ:ふふふ。そうかもしれないです(笑)。

――そういった意味では孤独を感じる瞬間もありそうですよね。

ウンジ:落ち込んだり、不安になったりする瞬間はもちろんあります。でも、そういったネガティブな気持ちで過ごしていても、状況がよくなるわけではないじゃないですか。なので、できるだけハッピーなことだけを考えるようにして。ほかの人にどう思われるかを気にすることなく、自分が何をしていれば幸せになれるのかという部分にだけフォーカスして日々を過ごすようにしています。

ピョ・ウンジ

――そういったスタンスで活動を継続した結果、今では日本をはじめとする世界中にたくさんのファンダムが築かれることになりました。

ウンジ:はい。ファンの人たちは、私が活動する姿をすごくよく見てくれていて。私が心から楽しんでやっていることなのか、それとも無理してやっていることなのかをすぐ見抜いてしまうんですよ(笑)。そのうえで、「ウンジには楽しいことだけやっていてほしい」とちゃんと言ってくれる。だからこそ、私は迷うことなくハッピーな気持ちだけを持って、いろんなコンテンツを届けていくことができるんですよね。ファンの方たちは、私にたくさんのエネルギーを与えてくれる存在です。

――たくさんのファンの存在によって、ウンジさんのなかで変化したことってあります?

ウンジ:「ファンの人たちを失望させたくない」という気持ちがより強くなりましたね。たとえば、ネガティブなことでニュースに取り上げられてしまうとか、ファンの人たちが喜ばないことは絶対にやらないようにしようと気をつけています。

――逆に言うと、ファンの期待に応えたい気持ちがより強まった部分もありそうですよね。

ウンジ:そうですね。ただ、私自身のやりたいこととファンの人たちのニーズはすごくマッチしていると思っていて。だから、そこはあまり考えなくても平気というか。逆に、みんなが喜んでくれると思って仕事に没頭しすぎていると、「たまには休んでね」「旅行にでも行ってきたら?」って言ってくれたりするんですよ(笑)。みんな、すごく優しいです。

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