「見下されているような状況」ーーピョ・ウンジ、それでも貫いた“グラビア愛” 10周年記念ソングと孤高の歩み

「叔母の家を訪ねるような感覚」ーーピョ・ウンジにとっての日本

――では、この10年間でまったく変わらず、貫いていることって何かありますか?
ウンジ:どうだろう……何も変わっていないことはないような気がするけど、妹と2人で楽しくYouTubeを撮っているところは、チャンネルをスタートしたときから変わらないかな。働き方はずっと同じというか。あとは週に1度は必ずライブストリーミングをしてファンとコミュニケーションを取るのもずっと続けていることですね。そこは変えたくないところなので。
――ウンジさんにとって配信は大切な場所なんですね。
ウンジ:はい。みんな待ってくれているので、ライブストリーミングができない週があったりすると失望させてしまいますからね。罪悪感を抱いてしまいます。私自身もすごく寂しいですし。
――この10年間には本当にさまざまな出来事があったと思いますが、そのなかで特に強く印象に残っていることってあります?
ウンジ:やっぱり活動を始めた当初からの夢だった、日本でのデビューです。K-POPアーティストや俳優さん以外で、日本でしっかり活動を築いた韓国人は、過去にも、そして今現在もいないと思うんです。“グラビアモデル”という肩書でそれを実現できたという事実は私に大きな自信を与えてくれたし、すごく大きな出来事だったなと思います。
――グラビアモデルという仕事を選んだ時点で、日本のシーンに照準を合わせていたんですね。
ウンジ:グラビアというカルチャーは日本で始まったという認識があるので、当初から日本で活動したいと思っていました。そこがある種、私にとってのひとつのゴールだったといいますか、大きな意味を持っていました。

――日本で活動をスタートさせたのは2022年からでしたが、そこに少しの不安もなかったですか? 言ったら、グラビアモデルという肩書を持ったライバルがたくさんいる場所なわけで。
ウンジ:私は日本のグラビアタレントさんたちにすごく興味があったので、とにかく楽しみな気持ちでいっぱいでした。実際、日本で活動することになってからは、彼女たちからたくさんのことを学ばせていただけましたし。だからライバルではなく、素敵な先輩という感覚なんです。
――約4年間の活動を続けてきたなかで、ウンジさんにとって日本はどんな場所になりましたか?
ウンジ:大切な家族……叔母の家を訪ねるような感覚があります(笑)。すごく心の距離が近い存在になったと思います。日本で活動を始めたばかりのころは、いろんな場所に行くのがとにかく楽しかったんですけど、4年経った今はもうすでに知っている、大好きな場所だけ訪れるようになりました。それだけ日本という国に慣れたんだと思います。
――ウンジさんのお気に入りは?
ウンジ:場所で言えば表参道とか。ショッピングするのが楽しいです。あと、食べ物だととんかつ、寿司、たこ焼き……(笑)。
――日本に対するイメージで、活動する前後で違っていた部分はありました?
ウンジ:私は日本の文化を日本のアニメで学んだんです。だから、あまり違いはなかったですね。街を歩いていても、ごはんを食べても、「ああ、アニメの通りだ」って。日本に対してのいいイメージは、来る前も来たあともまったく同じでした。
――では、母国である韓国と違う部分はどんなところだと感じます?
ウンジ:うーん、どうだろう? ファンの方の雰囲気がかなり違うかもしれないです。日本のファンはとても静かでシャイですよね。私のことを好きでいてくれることはわかってはいるんですけど、「ほんとに好きなのかな?」って思ってしまうくらい静かな方が多くて(笑)。

――韓国のファンの方は?
ウンジ:逆に韓国のファンは、ファンミーティングなどではものすごく話しかけてくるし、「もう帰って~!」って言っても帰らない(笑)。そういう違いがあるかなって思います。
――今回の来日のタイミングでもファンミーティングを開催されていましたよね(取材は5月下旬)。やっぱりシャイな方が多かったですか?
ウンジ:最近ファンになってくれた方、ファンミに初めて来てくれた方はやっぱり恥ずかしそうにしていましたね。でも、昔からのファンの方たちのなかにはすごくフレンドリーに接してくれる方も多いです。1対1でお話しするときは、みなさんすごく幸せそうな表情をされています。「会えてよかったなあ」って私もすごく思いますね。
――女性ファンも多いんですよね。
ウンジ:日本には女性ファンの方がすごく多いんですよ。同姓の方から好きでいてもらえるのは、すごく嬉しいですね。ファンミにもたくさん遊びに来てほしいです。私はいつでも待ってます(笑)!
――日本のファンも、もっと積極的にコミュニケーションを取っていくといいかもしれないですね。せっかくのファンミですから。
ウンジ:そうですね。ファンミは年に1度くらいの開催なので、お待たせしてしまっている感覚もあって。だから、せっかく会えたときは私もたくさんお話したいですし、ファンの方からもたくさんお話ししてくれたらなって思います。



















