THE BACK HORNの“ど真ん中”を貫く「刹那と悪天」 新曲で解き放つ原点、揺るぎないバンドの情熱

逆風に立ち向かうタイトル「刹那と悪天」のこだわり
ーー「刹那と悪天」というタイトルが象徴的ですね。ロングタームで考えずに逆風に向かっていく、みたいなイメージがまさにTHE BACK HORN。
菅波:THE BACK HORNは「悪天」が似合うんだよ。だいたい大事なライブは雨が降るし、悪天の印象があると思う。晴れてる印象ないもん(笑)。俺ら世代が高校ぐらいの時って“就職氷河期”とか言われて、「曇天」みたいな時代の始まりなのかと思ったけど今は「曇天」というぐらいの優しい感じじゃなくて、「悪天」ぐらい予測できないというか、突然とんでもないことが起きるし。この曲も最初は「曇天模様」みたいな感じで書き始めたけど、いや、今は嵐だろうって。それで「悪天」に変えたんです。突如みんなの生活がストップするようなことが起きることを想像すると、「悪天」だなと。ここは吟味したところですね。最初は「曇天」だったけど「悪天」に。
ーーこの曲について、松田晋二さんと岡峰光舟さんは何か言ってましたか。
山田:めちゃ派手な曲だな、みたいなことを2人とも言ってた。あと、初見のお客さんにもわかりやすいって光舟が言ってたね。
菅波:ああ、言ってたね。ライブでいきなり聴いてもキャッチーに聴こえる、というのは目指してたところだったからよかった。
山田:そういえば、歌入れの時に栄純がスタジオに来たんですよ。10年ぶりぐらいに。
菅波:栄純がスタジオに遊びに来ることがなくなって、「一緒に遊んでくれない」って将司が飲みの席でぼやいてたっていう情報が俺のところに回ってきて(笑)。俺はただスタジオに行ってコーヒーでも飲んで帰ってこようかなと思ったら、将司が「栄純、ここさあ」って聞いてきて、「やべえ、真面目に聴いてねえ」って。調子こいていようと思ったら、「栄純ちょっと付き合って」って言われて、気づいたら夜中まで(笑)。
山田:栄純はいろんな歌い手さんのレコーディングとかもしてるんで、そういう知識を還元してもらおうかなと思って。客観的に聴いて「俺の歌どうだよ」って。自分の感覚だけだとあれなんで。ある程度技術的なところがあればこのアツさは出せると思ったけど、〈刹那を生き悪天を往け〉の「“あ”が強い方がいいんじゃないか」とか、すごくわかりやすい意見を言ってくれるのは面白かったですね。でも、もしトークバックで「ミックスボイスでなんとかかんとか」って言われちゃったら「えっ?」ってなったと思うけど(笑)。
菅波:最近ボイトレの動画とかを観るのにハマってて、その話をよく将司とするんですよね。それで覚えた言葉をすぐに学校で使ってみたい中学生みたいな感じにミックスボイスって前に言ってただけなんで(笑)。
山田:(笑)。でも客観的に聴いてもらって、ここはもうちょっとアクセント入れたらとかアドバイスもらって実行してました。おかげでいい曲になったと思います。
■リリース情報
「刹那と悪天」
7月22日(水)配信リリース
配信リンク:https://www.toneden.io/v-dd/post/the-back-horn-setsuna-to-akuten

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