MYERA、さらなる高みを目指して“挑戦の2年目”へ 「Wantcha bad」に込められた5人の物語と成長欲を語る

「私たちはまだ伝説じゃない、これからストーリーを描いていく」(Koto)

——レコーディングで意識したところをそれぞれ教えてください。

Riria:私はサビの〈なんで? 目と目が合ったら/どうして? もう逃げられない〉というフレーズです。ただ強く歌うだけだと少し押しつけがましく聴こえてしまう気がしたので、「もう逃げられないよ」という気持ちで、相手を自然に引きこむような目線をイメージして歌いました。

Yui:私も同じフレーズなんですが、この歌詞は曲の中でも特に大事なポイントだと思っています。「Wantcha bad」をレコーディングした時は、子音や発音、滑舌まで細かく指導していただきながら歌いました。少しでも言葉がぼやけると、この曲の持っている引力やスピード感が弱くなってしまうので、感情と聴き取りやすさのバランスをすごく意識しました。

Himena

Himena:私はラストのサビの直前に〈I wantcha bad〉をささやくように歌うところです。短いフレーズなんですけど、そこで空気が変わるような大事な部分なので、すごく苦戦しました。レコーディングでは深みを出すのが本当に難しくて、何度も録り直しました。ただ小さく歌うだけだと弱く聴こえてしまうし、強くしすぎるとささやきの雰囲気がなくなってしまうので、声の温度や息の混ぜ方を何度も試しました。パフォーマンスでも非常に大事なパートだと思うので、表情や表現もたくさん研究しました。個人的に一番好きなパートです。

Koto:私は〈Ain’t no legend, baby だから描く story〉がすごく刺さりました。「私たちはまだ伝説じゃない、だからこれからストーリーを描いていく」という意味だと受け取っていて、活動が2年目に入った現在のMYERAにぴったりだと思うんです。この5人で物語を作っていくという気持ちが、今の自分にしっくりきています。

Aguri:私は冒頭の〈カフェイン / 体温 / 無重力 / 本能〉というパートを歌っています。単語が並んでいるフレーズなので、あえて無気力なニュアンスを出しながら、最初の一声でどれだけ魅了できるかを意識しました。どう解釈するかでかなり悩んだのですが、自分なりの“無気力”という答えを見つけて歌い、MVでもその雰囲気を活かすことができてよかったと考えています。

Yui

「激しく踊るだけではなく、“強さ”と“余裕感”を大事に」(Himena)

——ダンスパフォーマンスも見応えがありますね。

Himena:全体を通して“強さ”と“余裕感”を大事にしています。ただ激しく踊るだけではなく、一つひとつの手の角度や視線、止める動きまで細かく研究しながら作り上げました。そういう部分にも注目していただけたら、この曲の魅力がよりはっきりすると思います。

MYERA 'Wantcha bad' Official MV

——「Wantcha bad」のMVでお気に入りのシーンや印象に残ったシーンはありますか?

Koto:夜の雨の中で踊る場面ですね。今までの撮影の中で一番大変だったかもしれません。冷たい雨に濡れながら踊ったんですが、カメラチェンジのたびに10分ほど待機するんです。毛布をかぶって震えながら待って、「はい、本番!」と呼ばれたら踊って、終わったらまた毛布をかぶることの繰り返しでした(笑)。完成した映像を観ると、その苦労が報われたなと思えるくらい仕上がりがよくて満足しています。

Himena:ガムを噛むシーンがあるんですが、実際にガムを噛んで、それを吐き出して靴で踏むシーンを何回も撮影したんです。10回ほどガムを噛んで撮り直したのがとにかく大変でした。普段は絶対にやらないことなので、すごく新鮮で楽しかったです。

Riria

——確かにそのような経験は実生活ではないですよね(笑)。

Koto:しかも、徐々に顎との戦いになってきますよね(笑)。口の中でガムが柔らかくなるまで時間もかかるので、柔らかくなったタイミングで撮影がスタート。それを10回くらい繰り返しました。

Aguri:踏んだ後のガムを毎回スタッフさんと「どこ行った?」って探して回収するんです。そこまでがワンセットでした(笑)。

Inside ‘Wantcha bad’ | Recording & MV Behind the Scenes

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