Snow Man 阿部亮平、情報番組やMCに起用される理由 知性をエンタメに“翻訳”する独自のポジション
6月13日放送の鬼ごっこゲームバラエティ『ジャンオニ!!!』(フジテレビ系)にて、Snow Man 阿部亮平がMCを務める。近年、『ZIP!』(日本テレビ系)の金曜レギュラーパーソナリティーをはじめ、『ナゾトレMAXXX』(フジテレビ系)へのレギュラー出演、さらに5月30日放送の『DAZN presents うちの推しがアツすぎて!FIFAワールドカップ開幕直前!みんなの推しイレブンSP』(日本テレビ系)でMCを担当するなど、グループ内でも独自の立ち位置を築いている阿部だが、GP帯のバラエティー番組のMCを務めるのはこれが初めて。なぜ阿部は、次々とMCや情報番組に起用されているのだろうか。その理由は、阿部独自の“トーク力”にあるのではないかと考える。
6月13日(土)21:00〜23:10
フジテレビ土曜プレミアム#ジャンオニ !!!千鳥ノブとゴールデン初MCとなる#SnowMan #阿部亮平 が初タッグ
✊イケメン体育会系男子チーム
✌️最強スポーツ女子チーム
🖐鬼レンチャンチーム追って追われる三つ巴鬼ごっこ👹
白熱バトルをお見逃しなく! pic.twitter.com/6E5Qk8mcs1— 【公式】ジャンオニ!!! (@janoni_8) June 10, 2026
一般的にMCというと、場を盛り上げたり、鋭くツッコんだり、出演者同士の会話を回したりする存在を思い浮かべる。しかし、阿部は誰かの発言を受けて要点を整理し、自分の視点を交えながら言葉を言い換えたり、視聴者が理解しやすいように補足したりする力に長けている印象がある。たとえば、『FIFAワールドカップ開幕直前!みんなの推しイレブンSP』の公式Xに公開されているコメント動画(※1)。収録後、阿部は「マジで楽しかった」と振り返っている。サッカー特番の感想であれば、「サッカーが好きだから楽しかった」と語っても不思議ではない。しかし阿部は、「いろんな選手の逸話を聞くのがこんなに楽しいことだとは(思わなかった)」、「『ワールドカップ』でこのプレーが見られるかもしれないという、いい予習になりましたね」とコメントしている。
そこにはサッカーに詳しい人の視点というよりも、これから大会を楽しもうとする視聴者に近い目線があるのだ。さらに阿部は、「鈴木彩艶選手のスーパーセーブに今回も救われることってたくさんあると思う」、「ワールドカップの試合を観る時にキーパー見ちゃう」と、自身の興味を率直に口にしていた。専門的な分析ではなく、自分なりの楽しみ方を提示することで、「そういう見方もあるのか」と視聴者の入口を広げているとも言えるだろう。こうした視点でのコメントがあるからこそ、番組がよりわかりやすくなるのだろう。
また、阿部は気象予報士の資格を持ち、大学院修了という経歴でも知られるが、知識をひけらかすような印象はほとんどない。それよりも豆知識的に話をしたり、理解を助けるために解説したりという姿のほうが目立つ。たとえば、5月29日放送の『ZIP!』では香川県でうどんツアーを展開。セルフうどん店でうどんを温め直す場面では、麺を茹でたり湯切りするために使う“てぼ”が鉄砲ざるの略称であることを紹介した。また、船上でうどんを食べるシーンでは、景色についてのコメントを受けて、「昔、本州と瀬戸内は陸続きだった」、「今見えている島は昔の山の山頂が見えている状態」と豆知識を披露し、単なる食レポで終わらせず、学びや発見を加えていた。こうした言動ができるからこそ、阿部はクイズ番組にも情報番組にも自然に溶け込めているのだろう。
Snow Manには、バラエティで存在感を放つ向井康二、安定感ある進行が評判の深澤辰哉、エネルギッシュさで惹きつける佐久間大介、圧倒的なスター性とユーモアを持つラウールなど、それぞれに強みを持ったメンバーが揃っている。その中で、阿部は“知性をエンタメに翻訳できる人”というポジションを確立していると言えるのではないだろうか。相手の話を受け取り、要点を整理し、視聴者に届く形へと変換する力に長けている阿部。だからこそ、彼はMCという立ち位置であっても自ら主役になろうとはせず、視聴者のために番組全体を見やすく、わかりやすく伝える役割に徹している。その姿はまるで翻訳者のようにも感じる。その“翻訳者”としての能力こそが、阿部亮平にしか築けないポジションを生み出しているのかもしれない。
※1:https://x.com/DAZN_JPN/status/2060314858709508572