Snow Man 深澤辰哉、『テレ東音楽祭』MC抜擢 積み重ねてきた経験と誠実さ、求められる“役割”への対応力
アーティストに寄り添い、魅力を引き出す対応力
また、話の引き出し方にも長けている。4月3日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』の「ダンスノ完コピレボリューション」では、LDHチームとして参加したTHE RAMPAGEの武知海青のプロレス活動について盛り上がった後、「なぜプロレスをやろうとしたんですか?」とストレートに疑問を投げかけ、トークを広げてみせた。さらにHANAのCHIKAにホイッスルボイスを披露してもらった際も、「すごい」で終わらせるのではなく、「昔からできたんですか?」と続けて話を掘り下げてもいた。こうした一言が加わるだけで、会話には厚みが生まれるのだ。
そして、対応力も見逃せない。4月29日に公開されたSnow Man公式YouTubeチャンネルの「Snow Man【13thシングル「BANG!!/SAVE YOUR HEART/オドロウゼ!」】発売記念企画!」では、深澤がゲームのルール説明をしている最中に阿部亮平から「酸っぱさは今回のシングルとどう関係があるんですか?」と鋭いツッコミが飛んだ。進行をしていた深澤は、やや慌てながらも「酸っぱさというのは正直関係ない。でもみんなで挑戦して、この酸っぱいってわかったものを避けながら果敢に挑戦してファイターしていこうぜって企画!」と説明を立て直し、その場を成立させていた。
こうした能力があるからこそ、深澤はメンバーの誰と組んでも自然にハマる。そして、共演者も安心して、のびのびとトークを展開できるのだろう。さらにこれらは、音楽番組のMCに求められる能力とも重なる。音楽番組の主役はあくまで出演アーティストだ。彼らが気持ちよくパフォーマンスできる空気を作り、魅力を引き出すトークを行うことがMCには求められる。それに、『テレ東音楽祭』は4時間半におよぶ生放送だ。予想外のハプニングも起こることもあるかもしれない。そんな場合でも場の状況を瞬時に判断し、柔軟に対応する力も欠かせない。そう考えると、深澤の起用は非常に理にかなっていると言えるのではないだろうか。加えて、自身も現役アイドルとしてステージに立つ立場だからこそ、出演者側の気持ちを理解しながら進行できるという強みもある。まさにうってつけだ。
アイドルとして活躍するだけでなく、番組やコンテンツ全体を支える立ち位置としても存在感を高めている深澤。『テレ東音楽祭2026夏』のMC挑戦は、本人が語るように大きなターニングポイントになるのかもしれない。そしてその姿は、深澤がこれまで積み重ねてきた経験と強みが結実する瞬間にもなりそうだ。彼の勇姿を目に焼き付けたい。