齊藤京子、与田祐希、平手友梨奈……坂道グループOG 卒業/脱退後の“その先” 多様化するキャリアを読み解く

 坂道グループの卒業/脱退後の進路は、この数年でかなり幅が広がってきた。俳優やタレントといった王道の進路はもちろん、音楽活動を本格化させる人もいれば、企業の仕事や制作の現場に進む人もいる。しかも、それぞれが無理なく次の立場を築いているところに、今の坂道OGの強さがある。かつては俳優業やバラエティ出演が中心という印象もあったが、今は坂道グループでの経験を土台にしながら、自分に合った形でキャリアを広げていく流れがはっきり見えてきている。

菅井友香、齊藤京子、与田祐希ら実績を重ねるOGたち

 まず、俳優として躍進しているOGの存在は大きなものだろう。菅井友香(元櫻坂46)はドラマ『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』『チェイサーゲームW2 美しき天女たち』(いずれもテレビ東京系)の出演を経て、同作の7年後を描いた映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』が今年の5月に劇場公開。加えて、『水曜日、私の夫に抱かれてください』(テレビ東京系)、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)と出演作が続いており、舞台やミュージカルで積み上げてきた経験を糧に、映像作品でも着実に存在感を強めている。

【予告】「水曜日、私の夫に抱かれてください」60秒トレーラー 菅井友香 入山法子【公式】

 齊藤京子(元日向坂46)もまた、俳優として着実にキャリアを広げている。映画『恋愛裁判』で演じたのは、劇中の人気アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター・山岡真衣。恋愛禁止ルールを破ったことで所属事務所から訴えられるという役で、アイドルという立場のきらびやかさと、その裏で追い詰められていく感情の両方を背負う難役だ。さらに『教場 Reunion/Requiem』では、成績優秀でストーカー犯罪の撲滅を目指す警察学校の生徒・星谷舞美役で出演しており、冷静さと緊張感をまとった芝居でまた違う顔を見せている。

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 与田祐希(元乃木坂46)も卒業後の俳優業を着実に重ねてきており、日曜劇場『リブート』(TBS系)で演じた幸後綾香は、重い病を抱えて長期入院している少女であり、戸田恵梨香演じる姉・一香にとって唯一心を許せる存在でもあった。やわらかな佇まいの中で、物語の感情を静かに動かしていく役どころだったと言えるだろう。そして現在放送中の『君が死刑になる前に』(読売テレビ/日本テレビ系)では、主人公・坂部琥太郎の映画サークル時代の仲間で、ともに過去へタイムスリップしながら事件の真相を追う月島凛役として出演。冷静な分析力と強い正義感を持つ人物を通して、サスペンスの緊張感の中で別の顔を見せている。

 アーティスト活動を活発化させているのは、平手友梨奈(元欅坂46)。6月3日にソロ初アルバム『無表情な表情』をリリースし、8月20日にはソロ初の日本武道館ライブ『アナタタチノカルテ』を控えるなど、卒業後の音楽活動はひとつの大きな節目を迎えている。新曲「Kill or Kiss」がTVアニメ『マリッジトキシン』(フジテレビ系)のオープニング主題歌に起用されていることからも、その勢いは明白だ

平手友梨奈『Kill or Kiss』MUSIC VIDEO

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