Number_iにとって4月のキーワードは“挑戦”? 『コーチェラ』初出演から2年 毎年、新年度に広げ続ける可能性
学校や企業の多くを中心に新年度が始まる4月は、次のステージへと移り変わるような、どこか特別な響きがある。Number_iにとっての4月も、そういった“挑戦”の月にあたるのかもしれない。
それを象徴する出来事が最初に起こったのは、2024年4月。アメリカ・カリフォルニアで行われた『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』(以下、『コーチェラ』)だろう。Number_iは、88risingが主催する特別ステージ「88rising Futures」に出演。この年の1月にデビューした彼らにとっては初めてのフェス出演、そして海外での初パフォーマンスだった。リハーサルもなく、日本で体験してきた環境とはかなり違ったとのちに振り返っていたことからも、大きな挑戦であったことは想像に難くない。
当日は「FUJI」とデビュー曲の「GOAT」を披露。パフォーマンス直後に「GOAT」がアメリカのiTunes総合チャートで10位、ヒップホップチャートで3位にランクイン(※1)したことは、彼らの挑戦がたしかな手応えとして結実したことを示していた。そして、『コーチェラ』ではもうひとつ、終盤でJackson Wang(ジャクソン・ワン)と「GOAT」をコラボパフォーマンスしたことも大きな話題を呼んだ。
そんな2組のタッグが再び実現したのは、1年後の2025年4月のこと。Jackson Wangの楽曲「GBAD」に、Number_iが参加した「GBAD (Number_i Remix)」が配信リリースされたのだ。原曲からシティポップ風のアレンジが施され、岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太の順に歌い繋がれるパートは各自がリリックを書き下ろしたという。Jackson Wangがインタビューで、「三者三様のスタイルがひとつになっていて、すごくダイナミックに感じました」(※2)と評価していた通り、三者三様の持ち味が光っている。さらにJackson Wangは同インタビューで、「プロフェッショナルですし、カメラが回っているときも、そうじゃないときも全然変わらない」と彼らの人柄を語っていた。『コーチェラ』から繋がった縁。3人の素直な姿勢が、出会ったときから世界的スターの心を掴んだのかもしれない。
そして2026年は、4月27日に3rdシングル『3XL』のリリースが控えている。1月に配信リリースもされた「3XL」は、表題曲としてはグループ初のラブソングだ。平野がプロデュースを手がけた、片思いの切なさや相手を思うピュアな気持ちが綴られた一曲。これまでの表題曲とは異なるポップな曲調で、3人とMs.B、Ms.Helper、Ms.Killerと名付けられた女性たちとの恋愛物語が繰り広げられるMVもファンシーだ。シングルには同曲と昨年12月に発表された「LAVALAVA」に加え、メンバーそれぞれがプロデュースを手掛けた新曲も収められており、作品が届く日を心待ちにしたい。
海外フェスという未知の舞台、国境を越えたコラボレーションに続き、今年は楽曲面で新領域への挑戦を見せたNumber_i。彼らにとって、4月は新たな試みが提示されるタイミングとなっている。各年で方向性は異なるが、これまでにない自分たちを見せるという点においては一貫している。
幾度の挑戦を経て、自身の可能性を広げ続けているNumber_i。まずは、直近に迫った『3XL』のリリースを楽しみにしつつ、次なるステージへ踏み出していく彼らの姿を今後も見届けたい。
※1:https://realsound.jp/2026/02/post-2305267.html
※2:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/42711/2/1/1