BMSG TRAINEE ソロインタビュー Vol.12:COTA、内側に秘める“大きなモンスター” 「自分の曲で自分を表現したい」

 BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、3つ目のボーイズグループを誕生させるべく行われた、BMSGによるオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』。その参加者でもあった面々が多く揃った今のBMSG TRAINEEは、最強の原石が揃っている。その強さとは、一体何なのか、どこからやってきたのか――。

 リアルサウンドでは、3月18日、19日に行われる『BMSG TRAINEE SHOWCASE 2026 〜 Graduation Party for REN, YUTA, RAIKI, TAICHI, and ISANA 〜』を記念して、出演するBMSG TRAINEE 18名のソロインタビュー連載をスタートさせる。まっすぐに自分の理想を追い求めて、今この瞬間もひた走っているこの若き才能たちに、リアルサウンドは全力でベットしたいと思う。

 第12回目は、COTAだ。COTAは、とても真面目な人だ。ただ、それがある意味では超えなければいけない壁を作ったりもした。SKY-HIは『THE LAST PIECE』で早い段階でそれに気づき、「考えすぎるなよ」と声をかけていたし、「大きなモンスターを内側に飼っている」とも見抜いていた。その“大きなモンスター”と、まさに今COTAは向き合っている。ステージに立った時の高揚感や達成感も、成長において大事な要素だ。だが、COTAはそれだけでなく、青春の日々のなかで感じる戸惑いと焦燥感に真正面から向き合い、そして自分のなかにいる“モンスター”がどんな形をしているのかを掴もうとしている。彼の特異性は、きっとその“モンスター”との付き合い方、受け入れ方、共存の仕方が今後雄弁に語っていくことになるのだろう。

 COTAの視線は、いつだってヒリヒリしている。10代の少年のとてもリアルな姿だと思う。純粋なひたむきさ、その奥にあるバイブスを感じてもらえたら嬉しい。(編集部)

【BMSG TRAINEE】第12弾:COTA 60秒自己PR

三代目 J SOUL BROTHERSへの憧れ、BMSGとの出会い

――まずは生年月日から教えてください。

COTA:2009年12月6日生まれです。昨日で16歳になりました!

――昨日が誕生日だったんですね! おめでとうございます(取材は12月7日に実施)。

COTA:ありがとうございます!

ーーでは幼少期の話をお伺いしたいのですが、COTAさんのいちばん古い記憶はなんですか?

COTA:昔から音楽が好きだったので、ずっとダンスをやっていた記憶があります。物心ついた時にはもうダンススクールに通っていて、当時は何をロールモデルにしてたとかもまったく覚えていないんですけど、ただただ音楽が好きでした。

――何歳からスクールに通っていたんですか?

COTA:4歳ぐらいですね。音が流れたら自然と身体が乗るタイプの子だったみたいで、それを見たお母さんがダンスを勧めてくれて、近所のスクールに通い始めました。

――じゃあ身体を動かすのが得意だったんですね。

COTA:常に身体を動かしていたい、アクティブな子どもでした。保育園とか小学生時代は、鬼ごっことかドッジボールとかサッカーとか……とにかく走り回ってましたね。今もスポーツは大好きです。インドアよりもアウトドア派ですね。

――学校ではどんな存在でしたか?

COTA:昔はリーダー気質だったと思います。みんなの前に立って何かしたい気持ちが強くて、小学生の頃は生徒会長でしたし、中学校に上がってからも学年全体のまとめ役をやっていました。なんか、変に明るかったと思います。

――変に?

COTA:自分で言うのも変なんですけど、あまり感情に波がなくて、家のなかでも外でも常に明るい人間だったんですよね。だから、友達はすごく多かったです。そうやってたくさんの人と関わってきたおかげで、今の環境でもやっていけていると思うので、いい経験になったなと思います。

――確かにそうですね。将来の夢は、最初から音楽やダンス関係でしたか?

COTA:そうですね。ダンスは昔からやっていたんですけど、三代目 J SOUL BROTHERSさんに影響を受けて本格的にアーティストに憧れを抱き始めました。

――三代目 J SOUL BROTHERSのどんなところに惹かれましたか?

COTA:まずダンスもボーカルもめちゃくちゃ上手くて、楽曲がとにかくかっこいいところですね。今も昔もかっこいい音楽が大好きなので、純粋にかっこよさに惹かれました。

――そこからBMSG TRAINEEになったきっかけは?

COTA:最初はどうしたらアーティストになれるのかも知らなかったんですけど、たまたまテレビで『THE FIRST』を観て、社長の日高(光啓)さんの言葉や、参加者のみなさんの頑張りにすごく心を打たれて、「この事務所に入ってみたい!」と強く思ったんです。それでネットで調べたら、BMSG TRAINEE募集のページを見つけて応募しました。当時は正直に言って「受からなかったらしょうがないか」という感覚だったんですけど、審査を通過して、その後の合宿を経てBMSG TRAINEEになれました。

――最初は当たって砕けろ的な感じだったんですね。

COTA:そうなんです。オーディションを受けること自体ほぼ初めてでしたし、それまで事務所に所属しているわけでもなかったので、正直自信はありませんでした。でも、自分の現状の実力を知るためにも、ダメ元で一回受けてみたくて。そういえば、最近動画の整理をしていて、BMSG TRAINEEの書類審査で送った動画が出てきたんですけど、今観ると「これでよく受かったな」って思っちゃうくらいの出来でしたね(笑)。

――成長している証ですね。BMSG TRAINEEのオーディションはどうでしたか?

COTA:対面の2次審査はかなり緊張しました。東京にくるのも当時は初めてのような状態だったし、楽屋で待っているあいだも、まわりの人の歌やダンスが上手すぎて……。でも「ここで押されたらよくないな」と思って、できる最大限を出し切りました。その後の合宿はとにかく楽しかった思い出です。もちろん緊張もありましたが、みんなフレンドリーだし、チームメンバーともすごくいい雰囲気で過ごせました。

――その後、『THE LAST PIECE』を受けようと決心したきっかけは?

COTA:BMSG TRAINEEになってから、BE:FIRSTやMAZZELのみなさんの活躍を見て、「グループアーティストって素晴らしいな」っていう気持ちが心に芽生えたんです。同時に、自分もグループアーティストとしてデビューしたほうが輝けるだろうなと思っていました。そんな時に『THE LAST PIECE』の募集が始まって、もう目の前に最高のチャンスがきたな、と。日高さんが人生を懸けて開催してくれたオーディションだから、自分も人生を懸けて挑もうと決めました。結果がどうなろうと、自分の人生のなかでひとつの大きな境目になるなと思ったので、全力でぶち当たるしかないっていう気持ちでしたね。

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