嵐はギリギリでもドダバタでも“楽しい” ラストライブに向けて多忙な日々を駆け抜ける姿
嵐の二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ『BAY STORM』(bayfm)の2月8日放送回は、「どんな放送になるのか」と、いつも以上にリスナーが耳をそばだてる回となった。というのも、2月4日に番組ディレクターの板橋氏がX(旧Twitter)で「いやぁ今週のベイスト、まだ録ってないんですよぉ〜 あははは…」(※1)と投稿していたからだ。
このポストに対し、リスナーからは「えらいこっちゃ!」「頑張れ〜!」「それだけホヤホヤのお話が聴ける!」とエールが寄せられ、「生放送もあり?」といった心配と期待を膨らませながら、放送日を迎えたのだった。
レギュラーのバラエティ番組に加え、さまざまな映像作品に出演し続けている二宮。加えて、YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』ではグアム旅行の様子も更新中。そろそろ、嵐のラストツアーに向けたリハーサルも始まっているころだろう。果たして二宮はラジオ収録を無事に終えることができるのか――とそわそわしながらも放送を心待ちにしていたが、いざ番組が始まると、そんなドタバタがあったとは思えないくらい、いつも通りの軽快なトークを繰り広げるのだからさすがである。
とはいえ、差し迫った状況での収録だったこともあり、番組の舞台裏では少々慌ただしさも窺えた。終盤で話題が嵐の新曲「Five」に移ったときのことだ。二宮が手元の資料をもとに、3月4日からストリーミング&ダウンロード配信が開始され、5月31日にファミクラストアオンライン限定商品としてCDシングルが発売されることを一気に読み上げた。そして、限定商品にはBlu-ray&DVDでMVとメイキング映像が収録されると発表した直後。板橋氏から「……何がついてるんですか?」という、まさかの相槌が飛び出したのだ。
「いや、だからMV+メイキングですね」「俺が言ったあとに『何がついてるんですか?』って聞いてましたよ、今。危ないですよ、今のは!」と、うれしそうにイジる二宮。「段取り的に次のステップのことを考えていたもので」という板橋氏の弁解を聞いても、二宮はすっかり気に入った様子で「『何がついてるんですか?』って(笑)。危ない危ない!」と畳みかけるやり取りには、長年積み重ねてきた信頼と距離感がにじんだ。
「板橋さんが何回言っても覚えられない収録内容なんですけども」と笑いを誘いながら「MV+メイキングが収録されています」「一般的なCDショップやECサイトでは売られていませんよ」と最後まで丁寧にアナウンスを続けた二宮。むしろ「我々もこの紙1枚の情報で生き延びてる」と明かしたように、このラジオ収録のみならず音楽制作スタッフも奔走していることを窺わせる場面でもあった。
ついには「この資料も嵐の色が薄くて……」と、プリントの状態までイジり尽くす二宮。これは、データで送られてきたリリースを板橋氏が印刷した際、プリンターの調子が良くなかったためだというが、「こんな薄い嵐、見たの初めて。さすがに、怒ろうかと思ってました。びっくりするぐらい真っ白で、みんなの顔が!」と立て続けにツッコミを入れて笑いを生んだ。
常に忙しいことは大前提。そのなかで一つひとつ面白くなる話を拾って、広げていく。むしろ、ギリギリの収録だからこそ、二宮が嵐として培ってきたその視点と機転が光る回になったようにも思えた。
二宮に限らず、ラストツアーに向けて集中して過ごすというより、むしろ多忙さが極まっている印象すらある嵐のメンバーたち。櫻井翔はバラエティ番組のMCはもとより、『2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪』で日本テレビ系のスペシャルキャスターを務めている。松本潤は、Instagramで「嵐のライブリハが本格的に始まる前に時間を作って、パリとロンドンに弾丸で行ってきた」と旅の様子を綴る(※2)。それぞれがアスリートやアーティストから刺激を受けていることがひしひしと伝わってくる。
また、相葉雅紀はジャパネットの広告キャラクターに就任。インタビュー映像では「いろんなことをやらせてもらっているので、逆に何もやらなくていい時間はすごく特別」とコメント。さらに、「旅行に行ったりするのもすごく大事な時間。3年ぐらい前かな。櫻井翔くんと小峠英二くんと一緒にスノーボードに行きました。一泊で」とも明かした(※3)。
そういえば、二宮が『よにのちゃんねる』の「#500【大型企画発動!!】こんな雪の日に投稿するの?の日」にてグアムのダイナーで横になりながら「『SUNRISE日本』(のMV)の頭を思い出すな」と話していた。異国の地を旅したり、何もしない時間を過ごしたりしながらも、きっと彼らの頭のなかには嵐としての日々が巡っているのだろう。
それぞれが歩いてきた道を経て、もう一度、同じ場所に立つということ。その時間に向けて、周囲のスタッフも、もしかしたらファンも含めて、みんなが慌ただしく走っている。ギリギリでもドタバタでも、それでも楽しい。その感覚こそが、まさしく嵐とともにある日々。私たちが嵐を愛しく思う理由なのかもしれない。
※1:https://x.com/itabashi_bayst/status/2018878108812849331
※2:https://www.instagram.com/p/DUTCXxnk9yD/
※3:https://corporate.japanet.co.jp/40th/brand/