“氣志團流エンタメショー”の極致がここに アイナ、BUCK∞TICK、超とき宣、ジグザグらが集結した『氣志團万博2025』二日目

撮影=青木カズロー

 氣志團主催の音楽フェスティバル『氣志團万博2025 ~関東爆音パビリオン~』が2025年11月15日&16日、幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて開催。このフェスの二日目公演がWOWOWにて、2月22日(土)に6時間にわたり放送・配信される。

 2003年に初開催され、2012年に現在のようなフェス形態を確立して以降は千葉・袖ケ浦海浜公園で行われてきた『氣志團万博』。その後、コロナ禍や綾小路 翔(Vo)の声帯治療による開催見送りなどもあったが、2024年からは会場を現在の幕張メッセへと移し、新たに生まれ変わった。

 「最高の仲間を集めて、最高の音楽を鳴らして、最高の時間を作りたい」という綾小路の呼びかけのもと、ロックやポップス、アイドル、歌謡曲、演歌などジャンルの壁を超えて、豪華アーティストたちが集結した『氣志團万博2025』。1月の初日公演に続いて放送・配信される二日目公演では、YASSAI STAGEに秋山竜次(ロバート)(OPENING CEREMONY ACT)、ゴールデンボンバー、アイナ・ジ・エンド、レキシ、BUCK∞TICK、Dragon Ash、NEWS、氣志團が、MOSSAI STAGEにはDJダイノジ(WELCOME ACT)、ジュースごくごく倶楽部、超ときめき♡宣伝部、君島大空 合奏形態 、-真天地開闢集団-ジグザグ、私立恵比寿中学、RIP SLYMEが出演した。

 二日目公演のOPENING CEREMONY ACTは秋山竜次(ロバート)……のはずだったが、ステージに登場したのは“6000年に1人のアジアスター”ペリー・キー。彼がオリジナル曲「帝~TIRO.TIRO.TIN」で独特の言語感で会場を沸かしたのちに、ついに秋山本人が姿を現すと、“体モノマネ”や“変梅”などの持ちネタで爆笑をさらい、堂々とOPENING CEREMONY ACTの役割を完遂した。

ロバート 秋山竜次(撮影=青木カズロー)
ロバート 秋山竜次(撮影=青木カズロー)

 2年連続での『氣志團万博』出演となったアイナ・ジ・エンドは、「氣志爆道中」と記されたTシャツにジャケットといういでたちで登場。もちろんこれは彼女の代表曲「革命道中」にちなんだものであり、この日も同曲をはじめとするエッジーな楽曲群に加え、氣志團「One Night Carnival」カバーも用意された。ここでは氣志團から綾小路や早乙女光(Dance & Scream)に加え、芸人の安藤なつ(メイプル超合金)や高野正成(きしたかの)も飛び入りし、フェスにふさわしいお祭りぶりを見せた。

アイナ・ジ・エンド(撮影=平野タカシ)
アイナ・ジ・エンド(撮影=平野タカシ)

 アイナ同様、2024年から引き続きの出演となる超ときめき♡宣伝部は、小泉遥香を欠いた5人でのステージとなったが、彼女の不在を感じさせないほどエネルギッシュなパフォーマンスを展開。メンバーが1列につらなる振り付けが印象的な「初恋サイクリング」やこれぞ王道のアイドルソングと言える「超最強」など、人気ナンバーの連発で会場を“超とき宣”色で見事に染め上げた。

超ときめき♡宣伝部(撮影=釘野孝宏)
超ときめき♡宣伝部(撮影=釘野孝宏)

 かと思えば、前年はOPENING CEREMONY ACTに独奏形態で出演した君島大空は、今回は4ピースからなる合奏形態での参加。「遠視のコントラルト」から始まったライブは、豪快なバンドアンサンブルと君島の力強い歌声で会場の空気を激変させる。かと思えば、「 ˖嵐₊˚ˑ༄」では個性的なアレンジが施された氣志團「One Night Carnival」もフィーチャーされ、フロアからは彼の独創的なステージに盛大な拍手が送られた。

君島大空 合奏形態(撮影=平野タカシ)
君島大空 合奏形態(撮影=平野タカシ)

 2013年以来の『氣志團万博』出演となるBUCK∞TICKは、現体制での始まりの1曲「雷神 風神 - レゾナンス  #rising」にてライブを開始。今井寿(Vo/Gt)と星野英彦(Vo/Gt)のツインボーカルで繰り出される楽曲の数々は、時にグラマラスに、時にダンサブルにと、曲ごとにさまざまな表情を見せていく。終盤には『氣志團万博』ハッピ姿の今井がハンドマイク片手に歌唱する最新シングル「渋谷ハリアッパ!」も飛び出し、12年ぶりの『氣志團万博』参加を存分に満喫して自身のステージを終えた。

BUCK∞TICK(撮影=青木カズロー)
BUCK∞TICK(撮影=青木カズロー)

 命 -mikoto-(Vo)が風車の付いたダンボールバイクに乗って登場するという、驚きのオープニングを飾った-真天地開闢集団-ジグザグ。「復讐は正義」からライブがスタートすると、アニメのオープニングテーマとしてお馴染みの「P0WER-悪霊退散-」や、キャッチーな振り付けで会場の一体感を高める「きちゅねのよめいり」など、バラエティ豊かな楽曲群で観る者を独特の世界へと引きずり込んでいく。

-真天地開闢集団-ジグザグ(撮影=釘野孝宏)
-真天地開闢集団-ジグザグ(撮影=釘野孝宏)

 一方、Dragon Ashは幅広い音楽ファンが集った『氣志團万博』の空気を、彼らならではのステージで一変させる。「Jump」ではKj(Vo/Gt)とともに観客が頭上でタオルを回し、「百合の咲く場所で」や「Fantasista」ではフロアがモッシュ&ダイブの海へと化すなど、環境は違えどいつものやり方でDragon Ashらしさを全うしてみせた。

Dragon Ash(撮影_平野タカシ)
Dragon Ash(撮影_平野タカシ)

 2024年の初出演時が大きな反響を呼んだNEWSは、2年連続での参加を果たす。序盤から「weeeek」や「チャンカパーナ」と、誰もが知る代表曲が連発されると、フロアからは歓喜の声と大合唱が沸き起こることに。メンバーは『氣志團万博』へ戻ってこられた喜びを口にしつつ、新旧の人気ナンバーを惜しげもなく届けていく。ライブ終盤には氣志團から綾小路&早乙女が加わり、デビュー曲「NEWSニッポン」でコラボする一幕も。さらに、BUCK∞TICKから星野も迎えると、綾小路作詞&星野作曲による「We are Team NEWS」を披露するという『氣志團万博』らしい夢の共演も実現した。

NEWS(撮影=釘野孝宏)
NEWS(撮影=釘野孝宏)

 3年ぶりの『氣志團万博』出演となったRIP SLYMEだが、5人揃っての同フェス参加は2016年以来9年ぶり。かつ、同編成は今年3月22日までの期間限定復活ということもあり、その貴重な機会を目撃しようと、フロアは多くのオーディエンスで埋め尽くされた。この日のステージも「STEPPER'S DELIGHT(2025Ver.)」「Super Shooter」など、人気の楽曲で健在ぶりを見事にアピール。終盤にはムーディーな「熱帯夜」やエモーショナルさが際立つ「One」も飛び出し、満員のフロアを大いに盛り上げてセミヘッドライナーの役割を見事にやり遂げた。

RIP SLYME(撮影=青木カズロー)
RIP SLYME(撮影=青木カズロー)

 2日間にわたる『氣志團万博2025』を締めくくるのは、同フェスのオーガナイザーでもある氣志團。綾小路がバイクで鳴らすエンジン音とドラムとのセッションから始まったステージは、「喧嘩上等」でアイナ、「スウィンギン・ニッポン」で私立恵比寿中学、「萌え萌えROCK'N'ROLL」では超とき宣をゲストに迎えるなど、フェスのクライマックスに相応しい豪華なコラボが次々に繰り出される。その一方で、新曲「汚れなきクソ野郎ども」では和太鼓をフィーチャーした男気溢れるパフォーマンスも用意され、終始エンターテインメント性豊かなステージを展開。ラストの「One Night Carnival」ではこの日の出演者も加わり、盛大な盛り上がりとともに『氣志團万博2025』はフィナーレを迎えた。

氣志團(撮影=平野タカシ)

 今回紹介した以外にも、多数の個性的アーティストが独自のステージを展開させた『氣志團万博2025 ~関東爆音パビリオン~』。ぜひWOWOWの放送および配信にて、唯一無二のフェスの模様を追体験していただきたい。なお、3月22日(日)にはバックステージの様子などを紹介するビハインドストーリーを、1時間番組としてお届けする予定なので、フェス本編同様こちらも楽しみにしていてほしい。

【番組情報】  
『氣志團万博2025 ~関東爆音パビリオン~』
 二日目 前編:2月22日(日)午後6:00~
 二日目 後編:2月22日(日)午後9:00~
 ※各番組放送・配信終了後~WOWOWオンデマンドで1カ月間アーカイブ配信あり

<関連番組>
『氣志團万博2025 ~関東爆音パビリオン~ 事後スペシャル番組』
 3月22日(日)午後8:00~
 ※放送・配信終了後~WOWOWオンデマンドで1カ月間アーカイブ配信あり

【番組サイト】
https://www.wowow.co.jp/music/kishidan/

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