BMSG TRAINEE ソロインタビュー Vol.5:HAL、自分自身を正確にとらえる強さ 「今度は誰かに光をあげられる側に」
BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、3つ目のボーイズグループを誕生させるべく行われた、BMSGによるオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』。その参加者でもあった面々が多く揃った今のBMSG TRAINEEは、最強の原石が揃っている。その強さとは、一体何なのか、どこからやってきたのか――。
リアルサウンドでは、3月18日、19日に行われる『BMSG TRAINEE SHOWCASE 2026 〜 Graduation Party for REN, YUTA, RAIKI, TAICHI, and ISANA 〜』を記念して、出演するBMSG TRAINEE 18名のソロインタビュー連載をスタートさせる。まっすぐに自分の理想を追い求めて、今この瞬間もひた走っているこの若き才能たちに、リアルサウンドは全力でベットしたいと思う。
第5回目に登場するのは、HAL。「新しい自分をたくさん見つけて、自分に自信が持てるようになりました」。これは、『THE LAST PIECE』の6次審査中、彼自身が口にしていた言葉だ。HALは、いつも自分自身の現在地を的確にとらえている。今回のインタビューでも当時の話をしてくれたが、とても主観的に、とても俯瞰的に、そしてとても冷静に自分自身=HALという人間を、アーティストとしての自分を見つめている人だと思った。自分を別の視点から正確に理解することは、そう簡単にできることではないだろう。それこそがHALの最大の武器であり、たしかな引力だ。では、生まれ持ったポジティブさがそうさせているのか。憧れへの強い想いがそうさせているのか。彼がHALをやり切り、HALをまっとうする今を感じてほしい。(編集部)(火曜日・木曜日更新予定/全18回)
マイケル・ジャクソン、MAZZEL・TAKUTO……ダンスで魅せられるアーティストへの憧れ
――まずは生年月日から教えてください。
HAL:2009年11月19日生まれの16歳です。
――HALさんのいちばん古い記憶はなんですか?
HAL:4歳くらいの時、マイケル・ジャクソンのライブ映像を観ながらテレビの前で踊っていた記憶があります。マイケルになったつもりで踊りまくって。そうしたら、部屋にあったものとかをいろいろ倒しちゃって、母に怒られたこともありました(笑)。
――マイケル・ジャクソンが好きだったんですね。
HAL:はい。母の影響だったんですけど、いろいろなアーティストに触れるなかで、いちばん衝撃を受けたのがマイケルでした。曲がかっこいいのはもちろん、ライブで自由に歌って踊る姿には、本当に憧れましたね。
――小さい頃から人前に立つことや目立つことが好きでしたか?
HAL:そうですね。友達の前でははっちゃけるし、外で鬼ごっこをしたり、ドッジボールしたり、やんちゃなタイプの子どもだったと思います。
――最初に抱いた将来の夢は覚えていますか?
HAL:最初の夢は、ダンサーでした。ダンススクールに通っていたこともあって、ずっとダンサーを目指していて。小さい頃はアーティストっていう選択肢がまだなくて、「将来はダンス一本でやっていきたい」と思っていたんです。
――そこからアーティストを目指すようになったきっかけは何だったんでしょうか?
HAL:MAZZELさんの動画を観たことがきっかけでした。ある時TikTokでMAZZELさんが「Vivid」を踊っている動画が流れてきて、それを観た瞬間、「ああ、歌って踊るのってこんなにかっこいいんだ」「自分もこんなアーティストになりたい」と思ったんです。それで調べたら、BMSGに所属していることがわかって。母に相談したら、すごく乗り気で背中を押してくれたので、すぐにBMSG TRAINEEのオーディションに応募しました。
――その「Vivid」の動画のどんなところに惹かれましたか?
HAL:特にリーダーのTAKUTOさんに惹かれました。まず踊り方がかっこいいし、表情もすごく素敵だったんですよね。それまでダンススクールで習ってきたような踊りとはなんとなく感覚が違って、「これがダンサーじゃなくてアーティストの踊り方なんだ!」と思ったんです。そこからずっとTAKUTOさんの動画ばかり漁って観ていましたね。とにかくかっこよくて、今もTAKUTOさんは憧れの存在です。
――そんな憧れのTAKUTOさんと同じBMSGに所属してみて、実際どう感じていますか?
HAL:BMSG TRAINEEに合格した時は、本当に嬉しかったです。吸収できることがいっぱいあるので、できることが本当に増えたなと実感しています。たとえば、アーティストの映像を観る時も、はじめはダンスばかりに目がいってしまっていたんですが、今は歌やライブのパフォーマンスもしっかり見るようになりました。そうすると、あらためてMAZZELさんのすごさを感じますね。
――得るものも多いなかで、大変さや苦労した面もありますか?
HAL:最初は歌って踊るということ自体に、すごく苦戦しましたね。今まではダンス一本で、歌を習ったことがなかったので、ボイストレーニングも基礎から始めました。大変な時期もたくさんあったんですが、『THE LAST PIECE』に参加して課題曲に取り組んでいくなかで、「歌もしっかり練習してきてよかったな」と思う瞬間がすごくたくさんありました。
――『THE LAST PIECE』で、今まで積み重ねてきた練習が花開いた面もあったんですね。
HAL:そういう感覚もすごくありました。
――BMSG TRAINEEとしてオーディションに挑むと決めた時は、どんな気持ちでしたか?
HAL:MAZZELさんみたいに、グループのメンバーとしていろいろなところで活躍するアーティストになりたかったので、「このオーディションで絶対に夢を掴もう」と思ってました。『THE LAST PIECE』のことを聞いてからは、何の迷いもなくすぐ応募しましたし、「やってやるぜ!」という強い気持ちでしたね。
――不安よりも野心が大きかったんですね。一世一代のオーディションに強気で臨めた理由みたいなものは、何だったんでしょう。
HAL:BMSG TRAINEEとして練習を積み重ねてきて、少しずつ自分のパフォーマンスに自信がつき始めたタイミングだったことがいちばん大きいと思います。と、僕はもともとポジティブなタイプで、普段からあまりネガティブなことは考えないようにしているところもあるかもしれないです。
――実際にオーディションが始まってどうでしたか?
HAL:「本当に楽しかった」っていうのが最初に出てくる感想です! あと「自分ってラップもできるんだ」と気づけたという意味でも、今後アーティストを目指すうえで本当にいい経験になったと思っています。