HANAが爆発的な人気を確立した3つの要素 デビューメンバー決定から1年、『紅白』出演やチャートを席巻できた理由
2024年から約1年をかけて行われたガールズグループオーディション『No No Girls』。世界各国から寄せられた7,000通を超える応募のなかから、2025年1月11日の最終審査を経て、HANAのメンバー7人が選ばれてからちょうど1年が過ぎた。
参加者の身長、体重、見た目や年齢を問わないという異例のオーディションは、YouTubeやHuluで審査の模様が配信されるたびに大きな話題になっていたが、いざHANAが4月に鮮烈なデビューを飾ってからの快進撃たるや、すさまじすぎて他に例が思いつかないほど。「ROSE」を皮切りに、リリースするすベての楽曲がチャートを席巻。「Drop」「ROSE」「Tiger」「Burning Flower」「Blue Jeans」5曲がBillboard Japan ストリーミングソングチャート集計で再生回数が1億回を突破し、これは国内女性ダンス&ボーカルグループとしては史上最多の快挙だという(※1)。また、2025年末には『第67回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)で最優秀新人賞を受賞。『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)にも初出場を果たし、圧巻のステージを披露した。デビューから1年にも満たないグループが、なぜここまで人気を爆発させることができたのだろうか。
まずもって大きいのは、プロデューサー・ちゃんみなの手腕だろう。オーディション開始当初よりメンバーに伴走し、的確な指導と助言で彼女たちの秘めたポテンシャルを引き出してきた。明確な審査基準「No FAKE -本物であれ-」、「No LAZE -誰よりも一生懸命であれ-」、「No HATE -自分に中指を立てるな-」を掲げ、自身が作るグループの方向性を最初から提示してきたことも、目標へ向かう強靭な意志を培うのに一役買ったはずだ。HANAが誕生してからも、「ROSE」以降、すべての楽曲で作詞作曲のどちらにも名を連ね、HANAが届けるべき音楽世界をしっかりと示し続けている。HANAファンの間ではしばしばちゃんみなのことをリスペクトを込めて“ママ”と呼んだりもするが、デビュー後の彼女たちを迷うことがないよう導く存在がいることは、本当に心強いことだと思う。
そんなちゃんみなの熱意もあり、オーディション中から誕生するグループへの期待値が高まっていたことも、デビュー後の躍進の要因だっただろう。音楽やダンスへの熱意を幾度も否定され、自信なさげに見えた女の子たちが、徐々に自らを解放し、パフォーマーとして開花していく姿は、素直に感動を呼んだ。異色のガールズグループではなく、結成までの道のりやメンバー個人の背景を含めたストーリーの構築も、実にうまくファン心理をくすぐったと言える。実際にHONEYs(HANAのファンの呼称)のなかには、グループ結成前から応援し続けているという者も多く、新たに流入したファンが『No No Girls』を視聴する流れも起きている。