LE SSERAFIM、正真正銘の“ライブアーティスト”へ 「限界を決めない」――5人が語る、追い求める本物の姿
LE SSERAFIMインタビュー:「LE SSERAFIMは“本物”を追求するグループ」
――皆さんは2025年、初のワールドツアー『2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’』を開催されました。世界中でステージを経験して、グループとしてどのようなところがさらに成長、進化できたと思いますか?
KIM CHAEWON:初めてのワールドツアーでいろいろな方にお会いして、とても多くの愛をいただいた一年でした。ツアーのためにたくさん運動をして、体力も本当に向上して、成長できたのかなと思います。
――ワールドツアーを経て、LE SSERAFIMは正真正銘のライブアーティストになったと感じるのですが、皆さんの実感はいかがでしょう?
SAKURA:ワールドツアーでは、毎週のようにライブをしてきました。公演ごとに私たちのコンディションや会場の雰囲気は違うのですが、いい意味で安定したクオリティでステージをお見せできるようになったのかなと思っています。コンサートの盛り上がりを自分たちで作れるようになってきたこともすごく成長を感じられたツアーだったと思います。
KAZUHA:今回初めてアメリカでも単独コンサートをさせていただいたのですが、現地の観客の皆さんの熱量がすごかったです。ステージを一緒に楽しんでくださる姿をたくさん見ることができて、私たちも学ばせていただきました。そういったワールドツアーならではの経験を通して、私たちも「コンサートできてくださった方々と一緒に楽しむ」ということをこれまで以上に考えるようになりました。
――やはり地域によって盛り上がり方にも違いなどはあるのでしょうか。
HUH YUNJIN:私たちの楽曲ごとに応援方法があるのですが、北米ツアー中はそうしたかけ声を聞くことはあまりなかったです。最初から最後まで一緒に歌を歌ったり、叫んだり、すごく自由に楽しんでいただいているのが印象的でした。各会場で雰囲気も違ったので、楽しかったです。
――ちなみに、今回のワールドツアーで最も印象に残っているステージはありますか?
HUH YUNJIN:北米ツアーで最初に訪れたニューヨークのプルデンシャル・センター(ザ・ロック)は、私が中学生の時に初めてK-POPのコンサートを観た会場だったんです。その8年後に、同じ会場を私たちで満席にできて、本当に夢のような公演でした。同じ場所でほぼ10年ぶりに家族や友人、知人たちと時間を過ごすことができて、私の過去と現在が出会った瞬間でもあったので、とても不思議な気持ちになりました。
HONG EUNCHAE:私は最近開催した東京ドームでのアンコール公演が印象に残っています。ずっと夢見ていたステージでしたし、たくさんのFEARNOTの皆さんが集まってくださって、とても幸せでした。
――東京ドームは、皆さんがかねてから目標として掲げていたステージですよね。
KAZUHA:東京ドームは立ちたいからといって誰でも立てる場所ではないので、アンコール公演では「ファンの皆さんが私たちをここまで連れてきてくださったんだ」とすごく実感しました。コンサートの最初にステージの幕が開いて、ステージからFEARNOTの皆さんでいっぱいになった会場を見た時、こんなにもたくさんの方が私たちのまわりにいて、常に支えてくださっているんだということを改めて感じて。ただ、今回の東京ドーム公演が最終点ではなく、これからもっともっと成長するための一歩になればいいなと強く思っています。
KIM CHAEWON:アンコールステージのリハーサルをするために東京ドームの観客席を1周回ったのですが、思っていた以上に会場が大きくて驚きました。もちろん、これまでも音楽授賞式の時などに東京ドームのステージに立ったことはあります。でも、その時は多くのアーティストの方々と一緒でした。今回は私たちだけでステージに立っていたからか、授賞式の時以上に会場が大きく見えたんです。そんな大きな会場がFEARNOTの皆さんだけで埋まっているということに本当に感謝の想いでいっぱいになりましたし、多様な年齢層の方々がきてくださっていて、私たちの想いがいろいろな方に伝わったのかなと感じました。
――東京ドーム公演を拝見して、LE SSERAFIMは今や唯一無二のパフォーマンスを披露するグループとして立ち位置を確立したように思います。そうしたオンリーワンのパフォーマンスを作るうえで、皆さんは練習時やリハーサル時にこだわっている部分はありますか?
SAKURA:限界をあまり決めないというか、「アーティストだからこういうことはしない」という決められた枠のようなものを破ることを意識しています。東京ドームでのコンサートもそうですし、今年は年末のステージにもたくさん立たせていただいているのですが、どの場所でも常にLE SSERAFIMならではのステージを作れるように心がけていて。私たちは本当にいろいろなジャンルの音楽やダンスに挑戦しているので、どんな楽曲でもLE SSERAFIMらしさが残っているのは、決まった枠にとらわれず努力しているのがポイントだと思います。
――決められた枠を破ることで作り出される“LE SSERAFIMらしさ”について、普段からメンバー間で話し合うことも多いのですか?
HUH YUNJIN:今年、デビュー3周年を迎えて、グループに関しても個人としてもたくさん悩み、考えてきました。メンバー全員でこの3年間を振り返りながら、LE SSERAFIMがどのように歩んできたのか、そしてこれからどうすべきなのかを話し合ったこともあります。私たちは普段から、自分たちが見逃しているポイントはどこか、努力すべき部分はどこかをよく話すほうですが、個人的にLE SSERAFIMは“本物”を追求するグループだと思っていて。パフォーマンスを通じて、「一緒に生きていくこと」「FEARNOTの皆さんとLE SSERAFIMはいつもひとつで、みんな同じ地面に立って、一緒に歩んでいく」というメッセージを伝えていきたいと常に考えています。
――10月リリースの1stシングル『SPAGHETTI』のタイトル曲「SPAGHETTI (feat. j-hope of BTS)」がSpotifyやアメリカ・Billboardなどの各チャートで記録を残し、世界的に評価されています。『Asia Artist Awards 2025』でも、大賞を含む3冠を獲得しました。韓国、日本、そして世界で多くの方から評価されている現状をどのように感じていますか?
SAKURA:率直に、本当に実感が湧かないと言いますか……いい評価と成績をいただいているということにただただ感謝の想いでいっぱいです。少し前まで、「LE SSERAFIMの音楽を誰がこんなにもたくさん聴いてくださっているのだろう?」と思うこともあって。でも、ワールドツアーで私自身も人生で初めて訪れた都市や、使う言語が違う場所でパフォーマンスを披露させていただいて、現地のFEARNOTの皆さんがLE SSERAFIMをすごく応援してくださっている姿を目の当たりにしました。道端で私たちのことに気がついてくださった方もいて、ツアーを通じていろいろな景色を見られたことで、「世界中の方々が私たちの音楽を本当に愛してくださっているんだ」ということを初めて実感できた気がします。ツアーでは本当にたくさんの愛と自信をもらえたので、それを力に変えて、これからももっといい音楽をお届けしていきたいなと思っています。
KAZUHA:あらためて、言語などが違ってもいろいろな方と音楽で繋がって、一緒になれるということを実感しました。これから先も私たちらしい音楽やパフォーマンスで、ステージへの愛やFEARNOTの皆さんへの想いをお伝えしていければいいなと思います。
――今日の『COUNTDOWN JAPAN 25/26』のステージ構成やパフォーマンスで特にこだわった部分はありますか?
SAKURA:『COUNTDOWN JAPAN 25/26』のようなロックフェスに出るのは初めてで、今回は全曲バンド編成でパフォーマンスを構成しました。そして、今日のステージのために、「HOT」を特別バージョンで準備しています! 冬の雰囲気に合わせて、スタンドマイクでしっとりと歌い上げるアレンジでお届けしようと思っていて。今日はK-POP以外の音楽を聴いている方もたくさん来場されていると思うので、私たちのことを少しでも知って興味を持っていただけるように、頑張って準備をしてきました。
――12月31日にはアメリカで最大規模の年越し特番『Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve with Ryan Seacrest 2026』に唯一のK-POPアーティストとして出演されます。どのようなステージを期待できそうでしょうか。
HONG EUNCHAE:LE SSERAFIMを初めて観る方々がたくさんいらっしゃると思うので、私たちの個性や魅力をいちばんよくお見せできるようなステージ、かっこいいパフォーマンスを準備しています。
――この番組は初出演になりますが、楽しみにしていることは何かありますか?
HUH YUNJIN:年末にニューヨークでカウントダウンをすること自体がとても意味深いですし、光栄です。さまざまなアーティストの方々とステージに立たせていただけることが、とても夢のようなことだと思っています。
――同番組では、K-POPアーティストを代表してステージに立つことになるかと思います。
HUH YUNJIN:多くの方がK-POPに関心を持って、たくさんの愛を送ってくださっていることに加え、私たちがデビューする以前から活動されているK-POPアーティストの方々のおかげで、今回のようなチャンスをいただけたと思っています。ニューヨークで素敵な姿をお見せして、より多くの方々に、私たちLE SSERAFIMの音楽を楽しんでもらえるきっかけになったら嬉しいです。そして、たくさんの方々に勇気や力をお届けできるような存在であり続けたいと思っています。
――LE SSERAFIMとして2026年はどのような活動を展開していきますか? 最後に、メッセージをいただけたらと思います。
KIM CHAEWON:来年も世界中のたくさんのFEARNOTの皆さんとお会いできるように、いろいろな活動を準備していますので、ぜひ期待していただけたら嬉しいです!