KEY TO LITの動画再生はなぜ伸び続ける? 大暴れしながらも“恨めない”5人ならではの面白さ
先輩も他グループのファンも釘付けになる、KEY TO LITの邁進
そう、KEY TO LITのメンバーは、一見それぞれが大暴れしているように見えて、決して“恨めない”のだ。それは天然な魅力もあるが、根底にある謙虚さ、真面目さ、そしてひたむきな姿勢が透けて見えるから。
初のアリーナツアー『KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL』のお疲れ様会動画では、一つひとつのエンターテインメントを“どう届けるか”に真剣に向き合う姿勢が伝わってきた。普段は思ったことをぶつけ合い、小競り合いも絶えない5人。しかし大舞台を前に“5人で作り上げる”という思いがひとつに向かっていたことに胸が熱くなる。
ライブ構成や楽曲の作詞作曲を担う猪狩の不安を受け止め、肯定し、より良くするために意見を交わしたこと。岩﨑が提案した演出を「きっと良くなる」と信じて突き進んだこと。「お笑いはちゃんとやらないとね」と語る佐々木に寄り添い、何度も何度もリハーサルを重ねたこと。そして井上の提案で、「今しかできない」と地方公演ではランダムに相部屋を組み、関係値を深めていったこと……。そんな5人のライブには、SUPER EIGHTの大倉忠義、Kis-My-Ft2の千賀健永と宮田俊哉、上田竜也、A.B.C-Zの戸塚祥太、SixTONESの田中樹ら先輩もリハーサルでアドバイスを送ったり、本番を観て感想を伝えたりしており、彼らが注目を集めていることがわかる。そんな先輩の言葉がしっかり届いていると感じられる手応えは、先輩グループを推すファンにとっても頼もしいのだろう。コメント欄には、様々なグループのファンからの書き込みが目立つのも、KEY TO LIT動画の大きな特徴だ。
先輩の背中を見続けたジュニアとしての長い活動期間。そして、自らのソロツアーを経て直接アドバイスを受けた経験。さらに、「ジュニアChannel」を通じて得た視聴者の反響。彼らはその全てを糧にして、確実に飛躍していることがYouTube動画から実感できる。その成長ぶりが見ていて楽しく、さらに次の動画が楽しみになる。このままさらに勢いを強め、KEY TO LITが掲げる夢、国立競技場への道を突き進んでほしいと願いながら。
※1:https://jr-official.starto.jp/s/jr/groups/22
※2:https://x.com/akira5423/status/1934234809632715035