JINが願うARMYの幸せ、“7人が再び集うその日”へ J-HOPEとJUNG KOOKも駆けつけた世界ツアーアンコール公演

「ARMYのみなさんが望むなら」――JINが走り続ける理由

 ARMY参加型の企画に、メンバーのサプライズ登場、そして後半になっても一切疲れを感じさせないJINの歌声に魅了された本公演は、「体感5分」と言いたくなるほどあっという間の約150分だった。なかでも圧巻だったのが、花道で大の字に寝転びながら歌い上げた「The Astronaut」。走っても、跳んでも、そして寝転んでも、歌のクオリティが変わらないとはどういうことかと、もはや笑いが込み上げてくるほどだ。

 そして「成長した姿をARMYに見せたくて計画になかったアンコールまでチャレンジしました」と、初のソロ曲「Awake」についても言及。「これでアルバムにあるソロ曲を全部紹介できました」と満足げに語るJIN自身も、自分の成長に手応えを感じているようだ。

 そんなJINのチャレンジと成長はまだまだ止まらない。アンコール公演では多くのARMYがセットリストを予習している。「次の曲は?」というJINの問いかけに「Moon」と回答が返ってきた。だが、もちろん単に「Moon」を披露して終わるJINではないのだ。「The Astronaut」のキャラクター・Wootteoくんの形をした気球に搭乗。上空からJINの歌声が会場に降り注ぐ。

 だが、JINはたしか高所恐怖症だったはず。彼の手を見るとギュッとロープを握りしめている。揺れる気球に必死にしがみつきながらも、なんとか手を振ろうとしているのだ。たまらず「怖いよー!」「でも、やってみたかったから乗ることにしました」と声を震わせる。しかし、その歌声はブレない、そんなプロ根性も見せてくれた。それもARMYを愛するからこそ湧いてくるパワーなのだろう。

 「ARMYのみなさんが望むなら、僕は徹夜でもできます。でも、みなさんは(それを)望んではいないですよね?」なんて笑いを交えたトークもJINらしさが滲む。本当に、この人はどこまでARMYのために走り続けるのだろうか。これまでの映像とともに歌われる「To Me, Today」に胸が熱くなる。これからも「世界中のARMYが幸せになるまで走り続ける」と誓ったJIN。ソロアーティストとしても、そしてBTSの長男としても成長が止まらない。JINへの愛しさが増したアンコールコンサートだった。

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