Mrs. GREEN APPLE、Snow Man、SixTONES、米津玄師……2025年の音楽シーンを映す大和プレミストドーム公演
Mrs. GREEN APPLEが、10月25日より初の5大ドームツアー『Mrs. GREEN APPLE DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”』を開幕。11月1日、2日には、北海道・大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)公演が開催中だ。
ファイナルの東京・東京ドーム公演まで全12公演を行い、合計55万人を動員予定の本ツアー。『EDEN no SONO』、『NOAH no HAKOBUNE』、『Atlantis』、そして今回の『BABEL no TOH』と続いてきたライブシリーズだが、初日の愛知・バンテリンドーム ナゴヤ公演の終演後には「To be continued to “ELYSIUM”」というメッセージがスクリーンに映し出され、早くも続編の制作が決まったことが明らかになった。勢いの止まらないMrs. GREEN APPLE。今後の活動にも期待が高まるなか、まずは大和ハウス プレミストドームでの彼らのステージを見届けたい。
大和ハウス プレミストドームは規模や立地の関係から、ある程度の集客が見込めるアーティストではないとライブを成功させるのは難しいとも言われている。その大和ハウス プレミストドームで今年開催予定、もしくは開催されたライブを振り返ってみたい。
Snow Manは二度目の5大ドームツアーを開催
Mrs. GREEN APPLEのライブの2週間後、11月15日、16日に大和ハウス プレミストドームに立つのがSnow Manだ。この日が初日となる『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』は、グループ二度目となる5大ドームツアー。本公演を皮切りに、1月18日の大阪府・京セラドーム大阪公演まで全17公演が予定されている。
毎年着実にツアーの規模を拡大し、今年5月に開催された『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』では最優秀アイドル賞に輝くなど、トップアイドルの座を確立したSnow Man。本ツアーは、5thアルバム『音故知新』のリリースを経て行われる。同アルバムは「Snow Manがさまざまな時代の音楽やカルチャーの音楽を歌ったら?」といったテーマで制作されているが、そのアルバムがライブでどう再構築されるのかも気になるところ。ツアーの幕開けを楽しみにしたい。
ONE OK ROCKは、9月6日に『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025』の北海道公演を開催した。今年2月にリリースされたアルバム『DETOX』を携え、南米ツアーや北米ツアーと、世界での活躍を経て、スタジアムとドームを織り交ぜた形で行われたのが今回の日本ツアーだった。
当日は、ONE OK ROCKをきっかけに音楽を始めたと公言している竹中雄大(Novelbright)と、以前対バンイベントで共演したAwichもゲスト出演。本公演の前に行われた神奈川・日産スタジアム公演にてTaka(Vo)が足の指を骨折してしまったこともあり、ライブ後にTakaは「みんなが助けてくれた。ありがとう。」と自身のInstagramで感謝の言葉を綴っていた(※1)。バンド結成20周年での日本ツアーという意味でも、ほかのアーティストとの絆を感じさせたという意味でも、貴重なライブだった。
サザンオールスターズは、5月10日、11日に『サザンオールスターズ LIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」』の北海道公演を開催。1月から5月にかけて、5大ドームに加えて全国のアリーナを巡るという大規模なツアーだった。
今年3月に、10年ぶり16作目のオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』をリリースしたサザンオールスターズ。アルバムを携えて行われた本ツアーは、ドームとアリーナで構成された全国13カ所26公演という規模の大きさからも、サザンオールスターズが世代を超えて国民に愛されているバンドだということが示されていた。アルバムとツアーのタイトル通り、そんな長いキャリアを通じて支えてくれたファンへの感謝の想いが、公演を通してしっかりと届けられたのだ。