岸優太 30歳の誕生日、2枚目のアルバム発売……Number_i、トピックだらけの9月が幕開け
少し先に楽しいことが待っていると、「これを乗り越えれば」と、いつも以上に目の前のことにもやる気がわくものだ。
Number_iの2ndフルアルバム『No.Ⅱ』の発売が迫ってきた。リリース日の9月22日を心待ちにしているファンも多いのではないだろうか。
『No.Ⅱ』には、5月にリリースされた2ndシングルの表題曲「GOD_i」をはじめとした楽曲が収録される。解禁されている収録曲の一覧を見ると、今作ではHIPHOPのアルバムなどでよく見られるスキットも含まれるようで、アルバム全体を通して聴くことを楽しめる作品に仕上がっていそうだ。
昨年リリースされた1stフルアルバム『No.Ⅰ』に続き、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太それぞれのソロ楽曲が収録されているのもポイントだろう。前作と異なるのは、ソロ楽曲が各メンバーのセルフプロデュースになっている点だ。平野による「BON」、神宮寺による「INZM」、岸による「GOD_i」をはじめ、シングルのカップリングやアルバム曲も含めて、Number_iはこれまでにもメンバー自身がグループの楽曲をプロデュースしてきた。
そのなかで――これは個人的な感想にもなるのが――なんとなくだが、メンバーごとのプロデュースの性格が見えてきた印象もある。発表されている楽曲タイトルや過去のプロデュース作品のカラーを踏まえて、どんな楽曲なのか予想しながら聴ける日を待つのもいいかもしれない。とはいえ、Number_iのこと。予想とはいい意味で裏切られそうでもあるが、それもまた楽しみなのだ。
アルバムから8月11日に先行配信されたのが、「未確認領域」だ。タイトルの通り、未知なる場所へと向かうような意志が感じられる楽曲で、リリースに際してはふたつの新たな試みも見られた。ひとつは、リリースの1カ月前にSNS上で音源の一部が一足早く解禁されたこと。もうひとつは、楽曲を使用してオリジナル動画を制作するショート動画コンテスト『“ABOVE YOUR REGION” Challenge』が開催されたことである。「未確認領域」という楽曲だけでなく、こうした類を見ない施策からも、Number_iがこれからも新しいことを取り入れながら私たちを驚かせてくれることを予感させた。