INI 池﨑理人、“選挙投票”呼び掛けソングに集まる賞賛の声 若者への影響力の理解と発信の仕方
池﨑に限らず、INIは社会的な事象に対する関心と発信に主体的な姿勢を見せてきたグループだ。直近でも、今月11日に公式Instagramでライブ配信をしていた尾崎匠海と藤牧京介が「選挙ね! 行かないとね! これはもう、みんなが行かないとね!」と呼びかけしていた。昨年の東京都知事選挙の期間には西洸人が有料のメールコンテンツ内で選挙に行くよう促したり、冠ラジオ番組『From INI』(TOKYO FM)にて西洸人、尾崎、髙塚大夢の3人が「今日は7月7日、選挙行ってきましたよ」「俺も行った!」と報告し、「感じることが色々あって、日本は将来どうなってんだろうと思って」「こういうのに参加していかないと変わらないからね」「大人の方は絶対投票に行ってください」と話したり、投票についての言及があった。
また『DayDay.』(日本テレビ系)でコメンテーターを務める許豊凡は、「アーティストになりたいと思ったのは、歌やダンスが好きだという思いももちろんありましたが、アーティストとして発信力を持つことで社会を良い方向に進めることができるんじゃないかという思いもあったから」「社会のためにちゃんと声を上げたいという思いがある」(※4)と話す。昨夏出演した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』では衣装の胸元に赤いピンバッジを付けていたことも話題になっている。これは海外でビリー・アイリッシュらも着用しており、パレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を呼びかける意味がある。即時停戦と緊急の人道支援、すべての人質の解放を呼びかけるキャンペーン「Artists4Ceasefire(停戦のためのアーティストたち)」への連帯でもあるのだ。許は他にもSDGsやジェンダーについてなどの問題に関心を持ち、様々な場面で積極的に発信している
歌って踊る音楽的な活動のみならず、この社会でともに生きていく存在としての主体的な活動を続けているINI。未来を憂う溜め息が蔓延る現代で、若い世代でありながら特別な影響力を持つアイドルが積極的な社会参画を謳っていくことには必ず意味があるはずだ。彼らの切なる言動がより良い未来を手繰り寄せる第一歩となり、ひとりでも多くの人々が投票所へ向かうことを祈る。
※1:https://x.com/kenthe390/status/1945271979654963702
※2:https://x.com/skyhidaka/status/1945361320204763336
※3:https://mezamashi.media/articles/-/8122
※4:https://ashita.biglobe.co.jp/entry/interview/xufengfan