なにわ男子、後輩・グループ・事務所を超えた人懐っこさ 全方向に愛される和気あいあいとした雰囲気
6月7日、21日に放送された『なにわ男子の「逆転男子」』(テレビ朝日系/以下、『逆転男子』)にジュニアユニット ACEesの那須雄登、深田竜生、佐藤龍我が登場。6月21日の放送回では、相手チームからの妨害に耐えながら棒にぶら下がる「ぶら下がり我慢対決」や早口言葉を噛んだら水鉄砲を喰らう「プレッシャー早口チャレンジ」、そして元陸上部の西畑大吾や俊足の高橋恭平、そしてACEesの3名が活躍した「ガチンコリレー対決」を行った。純粋なフィジカル勝負から体を張った罰ゲームまで、さまざまなラインナップの競技が繰り広げられた。
なにわ男子は、来たる7月3日放送予定の『Star Song Special』(Prime Video/DMM TV)への出演も決まっており、前日にリリースする最新アルバム『BON BON VOYAGE』の収録曲「Over The Horizon!」を披露することが決定している。番組ではジュニアユニット 少年忍者との対談も予定されており、関東ジュニアとのコラボレーションが続くようだ。珍しくも感じられるこのコラボーションの波を関西ジュニア出身のなにわ男子がどう盛り上げてくれるのか。彼らのこれまでの活躍から考察したい。
共演者の持ち味を引き出すバラエティ力と、全員が個性を発揮するチームワーク
先述の6月7日に放送された『逆転男子』の夏の大運動会企画前半戦では、組体操対決や「コスプレ障害物リレー」など、体を張った競技も多数用意されていた。幼稚園児の衣装に着替えた深田を大西流星がおんぶし、「竜ちゃん、えらい重いわ」「パパがんばって」とノリノリで掛け合うシーンや、ホットドッグに扮した佐藤に藤原丈一郎が口に咥えたスプーンでピンポン玉を受け渡す際、お互いに笑いを堪えきれず落としてしまうなどのハプニングも。バラエティ色全開の企画で関西仕込みのなにわ男子メンバーはもちろん、ACEesの面々もそれぞれが個性を発揮して番組を盛り上げていた。
バラエティ番組でも切込隊長としてボケやツッコミ、さらにはガヤまで器用にこなす藤原・大西を筆頭に、後輩のそれぞれの持ち味を引き出して、笑いを作り出す。笑いは個人ではなく、チームで作るもの。そんなチームプレーを大切にするなにわ男子の姿勢が随所に感じられ、ACEesの3人も自然体で楽しんでいるように見えた。
そもそも、メンバーそれぞれの個性が際立ち、それを自由に発揮できる安心感というのも、なにわ男子独特の特徴かもしれない。組体操対決で我先にと楽なポジションを掴み取った西畑に、未経験のバスケ競技にもやる気十分で立候補する長尾謙杜、ぶら下がり競技では強風攻撃を受けても真顔でびくともしない大橋和也、コスプレの着替えに手こずる大橋をスタイリストさながら懸命にサポートする道枝駿佑。それぞれが自分のスタイルで全力で挑み、心から企画を楽しんでいる。その姿を見て、きっと共演者も自分らしく楽しめばいいと安心感を抱くのだろう。