JJJ、早すぎる訃報を受けて複数楽曲バイラル上昇 これからも色褪せることのない影響力

JJJ - 心 feat. OMSB (Prod by STUTS)【Official Music Video】

 SNS上でもファンからの追悼の声が広がり、JJJの音楽に感銘を受けた人々は「嘘だと言ってほしい」「こんな急に亡くなるなんて」「彼の音楽がこれからも必要だ」という声を寄せ、JJJの死に対する驚きと悲しみを表現した。特に彼が作り上げた歌詞に救われたというファンが多く、その言葉が今なお心に響いていることを感じさせる投稿が相次いだ。「心」の歌詞〈綺麗事を抜けば残るのは生と死だけ〉は、JJJ自身の早すぎる死と重ねられ、多くの人々に深い感動を与えている。これらの反応からも、彼の音楽が多くの人々にとってエンターテインメント以上の意味を持っていたことが窺える。

JJJ - Kids Return (Prod by SCRATCH NICE)【Official Music Video】

 JJJは、1989年に神奈川県川崎市で生まれ、ラッパーとしてだけでなくトラックメイカー、DJとして活躍したアーティストである。2013年にFla$hBackSとしてリリースしたアルバム『FL$8KS』や2014年のソロフルアルバム『Yacht Club』はシーンで大きな注目を集め、一躍若手HIPHOPアーティストの注目株となった。また2017年にはアルバム『HIKARI』がASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が立ち上げた「APPLE VINEGAR - Music Award -」で大賞に選出されると、2023年にはアルバム『MAKTUB』で再び注目を浴びた。彼の音楽は、深いリリックとともに、時に温かく、時に冷徹なビートを織り交ぜたもので、リスナーに強い印象を残し続けた。特に彼が手掛けた「Changes」や「Kids Return」などの楽曲は、彼の音楽的な幅広さを示しており、今も多くのファンに聴かれ続けている。

 JJJの訃報によってSpotifyバイラルチャートで彼の楽曲が急上昇し、ランクインしたことは、先に述べたような経歴から浮かび上がる功績もだが、彼がいかに多くの人々にとって重要な存在だったかを物語っている。このアクションは、ファンや音楽関係者が彼の音楽を再評価し、敬意を表している証であり、今後もその影響力は色褪せることはないだろう。JJJの音楽は生き続け、世代を超えて愛され続ける。

※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-04-16
※2:https://x.com/STUTS_atik/status/1913178124281647526

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