二宮和也、初のファンミーティングも実現なるか? 独立後もファンの期待に応え続けた2024年の充実ぶり

 また、雑誌『MORE』(2009年1月号〜2019年3月号)での10年間続いた人気連載を完全収録した書籍『二宮和也のIt [一途]』(ともに集英社)の発売もファンを喜ばせたことでも記憶に新しい。公式オンラインショップ「オフィスにの本店」には、「欲しいという声が作り上げたアクスタ」というタイトル通り、寄せられる要望を形にした商品展開もあり、現在も公開中の映画『【推しの子】-The Final Act-』で演じたカミキヒカルバージョンの予約商品は、すでにSOLD OUTという人気ぶりだ。

 周囲から寄せられる期待にできるだけ応えていこうというフットワークの軽さ。そして、やるならば満足してもらえるものを出したいという生来の職人気質。そんな二宮の「やろう」と決めた勢いを加速させる仲間を手に入れ、まさに水を得た魚のように生き生きと活動しているように見えた。もちろんそれゆえに多忙な日々にはなったものの、確かなものを届けられたという2024年の充実ぶりが、二宮の声色からうかがえる。

 そんな二宮が2025年に実現したいことの一つとして挙げたのは、ファンミーティングだ。東京・名古屋・大阪・北海道・福岡の5カ所を巡ろうと計画中のようだが、「会場が全然ない」と苦戦しているという。それは二宮の中には、すでに明確なイメージがあるからだ。ファンとの質疑応答のような交流だけでなく「ショーケース」と銘打ち、楽曲の披露も考えているという。そして「オールスタンディングはイヤなんですよ。席ありきで考えている……自分の好み的に」とも。

 ファンのもとへ「こっちが会いに行く」というものにしたいと言い、会場選びからも細かなこだわりが見える初のファンミーティング。きっと会場でも二宮らしい演出やかゆいところに手が届くグッズの販売などで、またファンを喜ばせてくれるのではないか。個人的には番組内で「金脈」なんて冗談めいて話していたが、二宮の感性が光る絵本もいつか出してほしいと願うばかりだ。数年前から二宮がたびたび番組で言及している「カラス型UFO」をテーマにした絵本ができたら嬉しいのだが……カラスたちに連れて行かれてしまう覚悟で待っている。

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