小田和正、24年の歴史に幕『クリスマスの約束2024』 水野良樹、松たか子らも駆けつけた収録レポ

 バンドとストリングスのメンバー紹介を行った後、「自分が思っていたより緊張していまして」と会場の笑いを誘った小田は、「みんなが歌ってもらえたら助かるなと思います」「せっかくですから、大きな声で歌いましょう」と観客に呼びかけた。ギターを抱え、披露されたのは、「たしかなこと」。小田の歌声に1,000人の歌声が重なり、会場はあたたかなムードに包まれた。

 今回の『クリスマスの約束2024』には、水野良樹(いきものがかり)、根本要(STARDUST REVUE)、熊木杏里、松たか子、JUJU、矢井田 瞳、和田唱(TRICERATOPS)といった、お馴染みのメンバーも集結。収録では、20回の放送を振り返るムービーも放映された。数多くのアーティストが参加し、さまざまな名曲が届けられてきた『クリスマスの約束』。こうしてあらためて観ていくと、本当に貴重な名場面ばかりだ。映像を観終えたアーティストたちも過去回を振り返り、『クリスマスの約束2009』での大メドレー(「22分50秒」)が実現に至るまでに長時間議論が交わされたことなど、思い出を語り合った。

 そして、ゲストアーティスト7人とともに「キラキラ」「ラブ・ストーリーは突然に」を披露。観客も手拍子を送り、小田も客席へ降りたり、アーティストとハイタッチをしたりと、にぎやかな一幕となった。最後に、『クリスマスの約束』のテーマ曲として制作された「この日のこと」を届けてステージを後にしたアーティストたちだったが、鳴り止まない観客の手拍子に応えてステージに再登場。最後にもう一度「キラキラ」「ラブ・ストーリーは突然に」を1,000人とともに明るく歌い上げ、3時間を超える収録を終えたのだった。

 24年におよぶ歴史のフィナーレを飾る『クリスマスの約束2024』は、12月24日22時より二部に分けて放映される。

いきものがかりの原点回帰にして新たな挑戦 小田和正も駆けつけた『路上ライブ at 武道館』

いきものがかりが11月2日、日本武道館で単独公演『いきものがかかり 路上ライブ at 武道館』を開催した。グループ結成25周年の…

小田和正×水野良樹(いきものがかり)、世代を超えた関係性 HIROBAが『クリスマスの約束』から受けた影響とは?

いきものがかり・水野良樹と小田和正の対談が実現した。  水野良樹主宰のプロジェクト・HIROBAが第一弾シングルとして2019…

関連記事