平成以降のアイドル戦国時代は、インターネットやSNSの普及もありグループ名を略して呼ぶことも少なくない。とりわけ、モーニング娘。＝「モー娘。」、ももいろクローバーZ＝「ももクロ」、BABYMETAL＝「ベビメタ」など、日本語の語感も手伝って4文字で略されるアイドルグループがアイドル業界を席巻してきた。今回は令和になった現在も次々と登場している略称が“4文字”のアイドルグループの最新作についてピックアップしてみた。

僕が見たかった青空「好きすぎてUp and down」

　僕が見たかった青空こと僕青（ぼくあお）は、今年6月に結成1周年を迎え、メンバー23人が総出演した舞台『夏霞～NATSUGASUMI～』が上演されるなど精力的に活動中。4枚目のシングル『好きすぎてUp and down』表題曲は、嵐や乃木坂46など数々のアイドルグループの楽曲を手掛けてきたyouth caseが作曲し、これまでの僕青には見られなかったファンキーなピースが加わった。デビューシングルから4作連続でセンターを務める八木仁愛のクローズアップから始まりMVも必見。

高嶺のなでしこ「アドレナリンゲーム」

　“ちゃん”を付けて「たかねこちゃん」と呼ばれることも多い高嶺のなでしこは、「可愛くてごめん」のヒットで知られるクリエイターユニット・HoneyWorksがプロデューサーを務め、今年2月にメジャーデビューを果たした10人組アイドルグループ。12月11日にリリースされる2ndシングル『I'M YOUR IDOL / アドレナリンゲーム』から先行配信中の「アドレナリンゲーム」は、これまでの王道アイドル路線から一変してみせたロックナンバー。MVではレーザーが飛び交うガレージからアイドル業界全方位へ走り抜いていく決意がみなぎっている。〈揺らせ！高嶺のなでしこ／天に向かって真っすぐ咲け〉のパートは、たかねこ現場で叫んでみたいものだ。