元日向坂46 渡邉美穂の演技力、≠ME 冨田菜々風の表現力…実写ドラマ『ラブライブ!』でぶつかり合う才能

 一方のアンズを演じるのは、≠MEの冨田菜々風。先日発表となった2025年に東京と大阪で上演となるミュージカル『スクールアイドルミュージカル』でも、アンズ役としての出演であることがアナウンスされている。冨田は、≠MEのほとんどのシングル表題曲でセンターを担う絶対的エースメンバー。その最大の武器は、表現力と歌唱力の高さである。たとえば、近作では1stアルバム『Springtime In You』のリード曲「ラストチャンス、ラストダンス」と、8thシングル表題曲「アンチコンフィチュール」の爽やかな青春曲と力強いメッセージを表現したクールな楽曲の振り幅が≠MEの強みであり、その先頭にいるのが冨田ということになる。

 
 
 
 
 
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 プロデューサーを務める指原莉乃が「歩く青春」と綴りポスト(※2)した「空白の花」は、グループ結成から間もなく制作された冨田のソロ曲。当時における“今”の冨田の声で書き下ろしたいと指原が希望した結果、混じり気のない、真っ直ぐで芯の強さを感じさせる冨田の歌声が収められている。

≠ME 冨田菜々風 / 空白の花【MV full】(ノットイコールミー)

 「アンズの置かれる状況や心境が、どこか自分自身と重なる部分もある」(※1)とコメントしている冨田。アンズのプロフィールにある「幼い頃から歌うことが好きで、最近話題の滝桜女学院女学院芸能コースアイドル部のセンターを担当している。責任感と正義感が強く、周りへの気配りができる分、自分の気持ちを後回しにしがち」(※3)といった部分は、冨田自身と重なるといったところだろうか。

 渡邉、冨田のほかにも現役アイドル、元アイドルが集結する今回の実写ドラマ『ラブライブ!』。それぞれがアイドルとしての輝きを放ちながら、特に渡邉と冨田は俳優、アイドルとしてさらなる注目を集めることになりそうだ。

※1:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/cast_staff.shtml
※2:https://x.com/345__chan/status/1265245051178770432
※3:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/character.shtml

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