『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』振り返りレポート 超特急からLienel、総勢62名で見せた“今”の自分たち

 その後は、FUMINORIと吉田仁人がステージを盛り上げ、大倉空人(原因は自分にある。)が楽屋裏の司会を務めるなか、「バックヤードグランプリ」を開催。この日競ったのは夏コーデだ。海パン姿にイルカのビーチアイテムを持って登場したLienel・高桑真之、虫取りアミにハーフパンツ姿のONE N' ONLY・NAOYA、ブレスレット4連、ネックレスも複数重ねづけをし、さらには虎柄のシャツを着用したSUPER★DRAGON・田中洸希が渾身(?)の夏ファッションを披露した。

KE! IKE! 福男ランキング ドリームユニット

 アイスブレイクを挟んで登場したのは、先述した『DAN! DAN! EBiDAN!』から結成された特別ユニットたち。トップバッターを務めたのは番組内で発表されたブレイク運ランキング上位4人と、下位4人のメンバーで構成された“IKE!IKE!福男ランキングドリームユニット”。同グループはシューヤ(超特急)、山中柔太朗(M!LK)、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、杢代和人(原因は自分にある。)、MORRIE(BUDDiiS)、阿久根温世と志賀李玖(ICEx)、近藤駿太(Lienel)で構成されていた。その後も“世代別ドリームユニット”や“歌おう!ドリームユニット”がそれぞれの持ち味を活かしたパフォーマンスを披露していく。

世代別ドリームユニット
歌おう!ドリームユニット

 そこからバトンを受け取ったのは、原色のスーツに身を包んだシューヤ(超特急)、EIKU(ONE N' ONLY)、ジャン海渡(SUPER★DRAGON)、MORRIEとKEVIN(BUDDiiS)による“SUPER CREATIVEユニット”だ。昨年療養のため活動休止していたKEVINが作詞曲を、ジャンがラップ詞を制作した楽曲が満を持してパフォーマンスされた。そして、長野凌大(原因は自分にある。)、高岡ミロ(Lienel)の両者によるDJプレイとともに、ダンス選抜のメンバーによるパフォーマンスがスタート。ロックからジャズダンス、タップダンスまで幅広いジャンルのダンスが入り混じり、EBIDANの表現力の厚みを感じさせた時間であった。

SUPER CREATIVE
長野凌大(原因は自分にある。)&高岡ミロ(Lienel)
EBiDAN DANCE部

 終盤戦のトップバッターは、フラッグを持ったICExを従えて、さくらしめじが恋心をまっすぐに歌った楽曲「simple」を披露。続けて登場したLienelは、先輩である超特急とともに「My Buddy」を歌唱。お馴染みの楽曲に、ファンも身振り手振りをしており、会場は一体感を増していた。BUDDiiSとONE N' ONLYは「The ONE」そして「EVOL」でお互いの楽曲をダンスで盛り上げる。

さくらしめじ with ICEx
超特急 with Lienel
BUDDiiS with ONE N' ONLY
ONE N' ONLY with BUDDiiS

 原因は自分にある。は、ライブの定番楽曲「原因は君にもある。」を披露。同曲で杢代和人は、セリフパート〈明らかに君のせいだよね?〉の部分を、〈明らかに潤くん、誕生日おめでとう!〉にアレンジ。この日が誕生日当日だったメンバー 武藤潤の誕生日をお祝いした。また、このセリフの後で登場したコラボ相手・SUPER★DRAGONのメンバーも楽しそうに武藤をお祝い。そして、SUPER★DRAGONの楽曲「So Woo」を16名でパフォーマンスした。

原因は自分にある。with SUPER★DRAGON
SUPER★DRAGON with 原因は自分にある。

 ICExはM!LKとともに「テレパシー」をキュートにパフォーマンス。ICExがステージ上の階段で作った花道をM!LKのメンバーが駆け降りるという洒落た演出や頬へのキスなど、わちゃわちゃとした姿に会場は興奮。ラストのサビはEBiDANメンバー全員が集結し、62名の大所帯で魅せた。

 そして、ステージの総合プロデュースを務めたユーキは「皆さんと一緒にもっともっと最高の景色を見ていけるような楽曲となっています」と紹介し、本編最後の楽曲「New day! New wave!」へと繋げ、本編は終了。

 アンコールでは、「恋心」「Believe yourself」の2曲を披露。客席をメンバーが練り歩いたり、トロッコがあったり、グループの垣根を越えた絡みがあったり……とにかく目が足りないラストになった。

 年々盛り上がりを増し、今年もチケットの入手は困難を極めていた『エビライ』。彼らがステージ上で語っていたように、きっともっと大きなステージで魅せてくれることを期待しながら、次回の開催を待ちたい。

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