Aぇ! group、ツアーファイナルで交わした未来への約束 5人の歩みが凝縮されたマルチなステージに
最後の挨拶では、草間が自身のベースソロに関して「もっと上手くなるから! 期待しとけ! 次には度肝抜いたるわ」と宣言したり、末澤が「もっとやろうね、楽しいこと。面白いことを5人でできるようにしっかりスキルアップして、また大きくなったAぇ! groupを見せられるように頑張るので、その時まで少し待っていてください」と話したりと、ツアーが終わってもすぐに次に目を向け、未来の話をする姿が1万5000人の心に響いていた。星空のようなモニターをバックに「ボクブルース」を噛みしめるように歌い、本編が幕を下ろす。
アンコールでは2ndシングルの表題曲「Gotta Be」を初披露。デビュー曲「《A》BEGINNING」の勢いをそのままに、疾走感のある激しいバンドサウンドが強く響く1曲。終わりには真っ白な光の中に5人の背中が色濃く際立ち、彼らの確かな未来に想いを馳せた。正門はパフォーマンス後に「さっき予約してなかった人、気が変わったかい?」と見事に伏線を回収して笑いを取る。その後の「+YOU」「Aッ!!!!!!」ではスタンドトロッコに乗り、近い距離でファンに笑顔を振りまいた。これで終わるかと思いきや、終演のアナウンスに負けないファンの“Aぇ”コールにより、ダブルアンコールとして「《A》BEGINNING」をもう一度披露。あまりの歓声の大きさに、佐野は「スタッフさんに『さすがAぇのファンだね』って言われてめちゃくちゃ鼻が高かったです」と嬉しそうに話した。
ダンスとバンド、バラエティまで組み込んだ本ツアーファイナルは、デビューを掴み取るに値する5人の幅広く確かな実力がひしひしと感じられるようなライブだった。長いジュニア時代を過ごしてきた彼らだが、この先の未来はもっと長く、そして明るくなるはずだ。デビューツアーの完走を祝うとともに、Aぇ! groupのさらなる輝きを楽しみにしたい。
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