THE SUPER FRUIT、新たな“自己肯定感爆アゲ曲”誕生! ヒャダイン提供「どーぱみんみん あどれなりんりん」で輝く個性

 今年5月より、サプライズ尽くしのスペシャルイヤー「春夏秋冬サプライズYear! 2024-2025」に突入したTHE SUPER FRUITが、8月7日に新曲「どーぱみんみん あどれなりんりん」を配信リリースした。今作を手掛けたのは、音楽プロデューサーのヒャダイン。人気曲「チグハグ」を発表してから2年、メンバー7人の歌声と個性が爆発する、新たな“自己肯定感爆アゲ曲”が誕生した。

 そしてスパフルは、11月3日にグループ史上最大規模のワンマンライブ『THE SUPER FRUIT WORLD 2024 in TOKYO DOME CITY HALL』の開催を控えており、現在はそこに向けて、47都道府県を回るフリーライブ『日本全国フルファミ大作戦 - Road to TOKYO DOME CITY HALL -』を実施中。取材前日に「どーぱみんみん あどれなりんりん」のMV撮影を終えたという7人に、今作の制作秘話やサプライズイヤーに懸ける想いを語ってもらった。(斉藤碧)

サプライズ尽くしのスペシャルイヤー「とっても新鮮な日々です」

田倉暉久&小田惟真

――スパフルは現在、「春夏秋冬サプライズYear! 2024-2025」と題してサプライズ尽くしの1年を過ごしていますが、これはどういう狙いでスタートした企画なんですか?

田倉暉久:(不思議そうな表情で)どういう狙いなんですかね……?

一同:あはははは!

田倉:「春夏秋冬サプライズYear! 2024-2025」は今年4月のワンマンツアーのファイナルで発表されて、5月からスタートしたんですけど、発表もサプライズでしたし、僕たちはこの企画がスパフルにとってどういう意味を持つのかを考えながら日々過ごしているんです。ただ、答えがわからないからこそ、僕らもファンの方と同じ目線で新たな発表を心待ちにしていて。ファンの方と一緒にワクワクしながら過ごせる、楽しい一年になればいいなと思っています。なので、とっても新鮮な日々ですね!

――すでにいくつかサプライズ企画が実施されましたが、5月から7月にかけては海外での活動が多かったようですね。

小田惟真: 5月に韓国でバスキング、そして6月にフランスで開催された『JAPAN TOURS FESTIVAL 2024』に出演させていただきました。フランスはお客さんのテンションがめちゃくちゃ高くて! それこそ志音くんは、いつもテンションが高いので、海外のほうが波長が合ってるなって思いましたね(笑)。楽しそうだったよね?

鈴木志音:(笑顔で)楽しかった! フランスの方はリアクションが大きくて、僕がちょっと「わっ!」ってやったら、「わっ!!!」って数倍にもして返してくれるので嬉しかったです。日本では経験したことのないリアクションも返ってきて新鮮でした。

@supafuru_info 皆さん最高です!!🇫🇷✨️ 「Japan Tours Festival 2024」 Day2 Merci !! #スパフル #thesuperfruit #japantoursfestival #おすすめ #fyp ♬ サマー☆★げっちゅー - THE SUPER FRUIT

――たとえば、どんなリアクションが返ってきたんですか?

星野晴海:日本のファンの方は、僕らがコール&レスポンスを求めた時には声を出してくれるんですけど、それ以外は結構お行儀よく観てくれているんですね。でも、フランスはお客さんが自発的に声を上げるんですよ。「ヴォー!」って盛り上がるんです。

松本勇輝:「オーオー」でもなく、「ヴォーヴォヴォー!」みたいな感じで!

阿部隼大:あれは衝撃だったよね!

星野:1日目のライブ中にその掛け声が起こったんですけど、いきなり聞こえてきたからその時はどうしたらいいかわからなくて(笑)。なんとなく「盛り上がってくれているんだろうな……」と思いながら、ステージを終えたんです。でも、あとで現地のスタッフさんに「あの掛け声ってなんですか?」と聞いたら、「いいライブとか楽しいライブの時にお客さんが始める、お決まりのコールなんだよ」って教えていただいて。それが起こった時は、演者が手拍子で応えて、最後にみんなで「フゥ~!」と言い合う流れも教わったので、2日目にまた「ヴォー!」のコールが起きた時はフランス流の盛り上がり方を楽しみました。

小田:フランスでお世話になったスタッフさんたちからも、日本のチームとは僕らのライブを観る時の着眼点が違うので、新たな意見をいただきましたし、いろんなことを吸収できた時間でした。

――フランスは10代でも大人っぽい見た目の方が多いから、スパフルは日本国内で言われている以上に、“かわいい”を象徴する存在として映ったんでしょうね。振る舞いが“ギャルかわいい”勇輝くんもいるし。

松本:そうかも~!

星野:現地のスタッフさんに言われたもんね。「あなたたちはまだ子どもよ!」って(笑)。

一同:あはははは!

星野:年齢的な意味ではなく、見た目や雰囲気が幼く見えるよ、って。それに衣装も「チグハグ」のセーラー服衣装だったので、僕らが“日本のかわいい文化”を持って行けてよかったです。

鈴木志音&堀内結流&松本勇輝

――5月には人気曲「チグハグ」と「サクラフレフレ」の韓国語バージョンをリリースして、韓国で路上ライブを実施しましたが、渡韓はいかがでしたか?

堀内結流:K-POP好きなメンバーも多くて、以前から韓国に行きたいと言っていたんですよね。だから、発表を受けてみんなが盛り上がっているのを見て僕らも嬉しかったし、夢の韓国にスパフルとして行けてよかったです。実際に現地に行ってからは、路上ライブをするにあたってチラシ配りという人生初の経験をしたのがすごく印象的でした。

――結流くんは帰国子女で英語が得意ですけど、韓国語は?

堀内:日本にいる時にみんなで韓国語のレッスンを受けて、ライブの告知くらいの簡単な韓国語でできるようにしてから行ったんですよ。韓国語バージョンの歌も披露しましたし。でも、距離的にも文化的にも日本と近いのに、言語の壁は意外と大きいなって感じました。日本語と似た言葉もあるけど、正しい韓国語じゃないと伝わらないニュアンスが結構あるなって……。そんな反省を活かして、また韓国に行く時にはもっとレベルアップしたスパフルをお見せしたいなと思っています。

――でも、英語が得意なメンバーがひとりいるだけでも十分心強いのでは?

阿部:そうですね。フランスでも韓国でも、日常生活を送るうえでは結流の英語力にかなり助けられました。ご飯を食べに行った時とか、ペラペラ〜と英語で注文してくれるので。

堀内:飲食店の注文は、どこも英語でいけるからね。だけど、チラシ配りみたいに現地の方とコミュニケーションを取る場面では、志音が僕らを引っ張ってくれました。

鈴木:(胸に手を当てて)任せてください! ……英語はできないけど(笑)。

田倉:志音はパッションで乗り切るタイプですね(笑)。

――そして今回、7つ目のサプライズとして発表されたのが、ヒャダインさんが楽曲提供された新曲「どーぱみんみん あどれなりんりん」のリリースでした。サプライズみたいな感じで、デモを受け取ったんですか?

阿部:はじめはいつもと同じように、7人が揃っている時に「新曲を出します」ってデモと歌詞をいただいたので、サプライズ感はそんなになかったです。でも、デモを聴いた時に、一曲のなかでも雰囲気がコロコロ変わったり、イントロからアウトロまで飽きさせない工夫が散りばめられている曲だと思っていたので、あとからヒャダインさんが提供してくださったと知って納得しました。

松本:ヒャダインさんの提供曲はどの曲も中毒性が高いと思うんですけど、この曲もかなり中毒性があって。レコーディング前はいつも、音源と歌詞を持ち帰って自主練習するんですが、ちょっと聴いただけで覚えちゃいましたし、ひとりで歌っていても楽しい曲だなって思いました。

――ヒャダインさんの提供曲というのは、どの段階で知らされたんですか?

小田:ちょうど昨日(取材日の前日に)MV撮影をしたんですけど、撮影終わりにインスタライブをしてファンの方と同じタイミングで初めて知りました。MVを撮影し終えたあと、撮影で使用したLEDパネルに「実はヒャダインさんの曲でした!」って映し出されてびっくり(笑)。

阿部:ヒャダインさんって、提供されている楽曲もすごく有名ですし、ご本人もいろんな音楽番組に出られているじゃないですか。「そんなヒャダインさんがスパフルに!?」「本当に!?」って思いました。

松本:現実味なかったよね。僕、「ヒャダインさんって、あのヒャダインさんだよね!?」って思いながら、スマートフォンで検索したんですよ。そしたら、やっぱりあのヒャダインさんで!

阿部:ヒャダインさんっていう名前の作家さんがもうひとりいると思ったの?

鈴木:そっくりさん?

田倉:顔も名前も一緒に映し出されて、「ヒャダインさん」って発表されたんだから、どう考えても同じ人でしょ(笑)。

星野:(笑いすぎて息切れしながら)めっちゃ面白い(笑)。

堀内:でも、そのくらい夢みたいなサプライズだったよね。今朝、ヒャダインさんが「自己肯定感マシマシの曲を書きました」ってX(旧Twitter)でポストしてくださっているのを見て、「現実なんだ!」って実感して。みんなで嬉しさを噛み締めてました。

星野晴海&阿部隼大

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