ももいろクローバーZの最年少が手にした大人の魅力 佐々木彩夏、充実の夜活からプロデュース業まで
「仕事してる時とかは、自分の一日が始まった感じがしなくて。“ももクロのあーりん”の生活みたいな。“ももクロのあーりん”が終わった夜9時くらいから、“佐々木彩夏”の生活が始まるみたいな。夜、お友だちと飲んだりするのも楽しいですし、(夜にゴルフの)打ちっぱなしに行ったりとか」
ももいろクローバーZの佐々木彩夏が、6月5日放送のバラエティ番組『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)のトーク企画「どっちが人生楽しい!?朝型の女VS夜型の女 大激論SP」でこういったエピソードを話しているのを観て、「そういえばあーりんも27歳か」とすっかり“大人”であることをあらためて認識させられた。
そんな佐々木が6月11日で、28歳の誕生日を迎えた。ももいろクローバーZがデビューした時から知っているファンにとって佐々木は、やはりいつまでも“末っ子のあーりん”である。ついつい、「Z伝説〜終わりなき革命〜」(2011年)の佐々木パート〈あーりん☆ Yes!!あーりん☆/ももクロちゃんの アイドルなのだ〉のあの幼い歌声が脳裏にリフレインすることも……。
だからこそ『上田と女が吠える夜』で見せた大人な佇まいや、さらに「(夜中に)酔っ払いから電話がかかってきたらすごく嬉しいですし、酔っ払ってる時に私のことを思い出してくれたんだって」とトークする姿などは、やはりどこか新鮮に感じてしまう(ちなみにSNSでは同番組での佐々木の美しさを絶賛する声が相次いでいた)。
振り返れば“27歳のあーりん”は、大人としての魅力がより増した一年だったと言えるのではないだろうか。
たとえば2023年12月20日のInstagramの投稿では、ファッション雑誌『美人百花』2023年12月号(角川春樹事務所)に掲載されていることを報告しながら、ピンクのオーバーサイズなジャケットを着こなし、ミニスカートを組み合わせて脚をスラッと出すコーディネートの写真を披露。メイクも強めの赤リップを引いており、カジュアルさを残しながらも大人の色っぽさもはっきり感じられるスタイルになっていた。
遡れば同年7月24日のInstagramでも、肩と脚を大胆に見せたコーデの写真を投稿。コメント欄にも「雰囲気が違う」「めっちゃ大人っぽい」と、佐々木のことをいつも見ているファンも驚くほどの“変貌”を遂げていた。
また、同年8月20日放送のラジオ番組『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo』(ニッポン放送)では、高城れにとのやりとりがとても印象的だった。20代から40代の女性が失恋から立ち直るための方法が話題となり、「相手がくれた思い出のものを捨てること」について、高城と“激論”をかわしたのだ。
高城は、元カレからもらったアクセサリーなどは捨てない派。一方、佐々木は「捨てちゃうかも」としながら、高城から「100万円するアクセサリーをもらったら?」と質問されたら「それは捨てない」「当たり前じゃん、100万円のものをもらったらね!」とリアルな回答をしてみせ、さらに「世界にひとつだけしかないものとかをもらったら?」という問いには「そんなものをくれる男性とは別れないよ、たぶん」とこれまた“大人”な意見を口にした(結局、ふたりして「(酒を)飲めば忘れる」と締め括ったところもまた面白かった)。
佐々木自身、28歳の誕生日を迎えた際のInstagramの投稿で、「何歳になってもももクロじゃ最年少だし?♡ あんまり実感はないけど、もうさすがに大人だよね笑」と綴っていたように、大人としての自覚をはっきり持っている。それがビジュアル面やトーク内容からも窺える。好感が持てるのは、自分を無理に若く見せるわけではなく、また背伸びしている感じでもないところ。とてもいいスピード感で大人の階段をのぼっているように映る。