JO1、『HITCHHIKER』初週売上50万枚超えで8作連続首位 リード曲「Love seeker」を紐解く

CD Chart Focus

参考:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2024-06-10/

 2024年6月10日付(6月4日発表)のオリコン週間シングルランキングで1位を獲得したのは、JO1の『HITCHHIKER』。2020年のデビューシングル『PROTOSTAR』から8作連続の首位獲得であり、『HITCHHIKER』は初週で50万枚以上を売り上げました。この『HITCHHIKER』のリード曲である「Love seeker」は、Billboard JAPANの総合ソング・チャートである「JAPAN Hot 100」および週間シングル・セールス・チャート「Top Singles Sales」でも1位を獲得しています(※1、2)。

 この連載では、2020年の『STARGAZER』(※3)と2023年の『TROPICAL NIGHT』(※4)の首位獲得時にもJO1について紹介してきました。個人的にも、2023年8月には『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK'』の有明アリーナ公演を見たり、今年5月にはプレミアムショーケース『JO1 8TH SINGLE“HITCHHIKER” PREMIUM PRE-SHOWCASE「Where is my love?」』(※5)を豊洲PITで見たりと、JO1のパフォーマンスに生で触れる機会にも恵まれてきました。

 JO1のパフォーマンスは圧倒的なレベルの高さを誇り、それでいて全員が見事なボーカルも聴かせます。同時に、ステージでもユーモアに溢れ、メンバーがそれぞれソロで活躍していることも納得させられます。そんなJO1を見てきた中でリリースされたのが『HITCHHIKER』。ここではタイトル曲である「Love seeker」について触れていきたいと思います。

JO1|'Love seeker' Official MV

 前述のプレミアムショーケースでも「Love seeker」は披露されていました。イントロからして、1970年代のソウルミュージック、特にモータウンを彷彿とさせるギターリフが鳴り響きます。また、ボーカルが始まる直前に挿入される「Ah〜」というパートには、Chicの「Le Freak」を連想しました。つまり、1970年代のダンスクラシックを強烈にイメージさせるのです。そこから歌とラップが展開され、サビ前からサビにかけてかき鳴らされるギターにも「Le Freak」を連想しました。いや、これはPrince & The Revolutionの「Kiss」ネタなのかな……と、聴く者の想像力を刺激するのです。

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