Kis-My-Ft2 宮田俊哉、ライトノベル発表は夢への第一歩 佐久間大介ら“同志”を集める本気の熱量

宮田俊哉 (Kis-My-Ft2) / 「ヲタクだったってIt's Alright!」(CONCERT TOUR 2016 I SCREAM)

 宮田は、アニメオタクのアイドルとしてはパイオニア的な存在のひとりだ。今や宮田のアニメ好きは、Kis-My-Ft2のファンのみならず、アニメファンにも広く認知されている。しかし、その道のりは決して簡単ではなかったようだ。宮田と同じくアニメ好きのアイドルとして知られる佐久間は、自身のラジオ番組『Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)に宮田がゲスト出演した昨年12月の回で、宮田が当初、“オタクネタ”をライブや舞台で披露するたびに怒られていたという過去を明かしている。今でこそ、宮田も佐久間もアニメ好きのアイドルを公言したうえで活躍しているが、当初は周囲の反発も大きかったようだ。宮田はそうした状況でも、「好きなことを“好き”と言うことが悪いと全く思わない」と、自身の姿勢を貫いてきたと語っている。宮田のアニメに対する強い情熱が原動力となり、今こうしてアニメ好きのアイドルとして認知されるに至った、と言える。

 もちろん、ここまで自らの情熱で、アイドルとアニメ好きの両立を実現してきたことは、宮田の力に他ならない。しかし、ここまでのポジションを築くことができたのは、佐久間のような同志や関係者、アニメファンの後押しも少なからず影響しているはずだ。宮田が受け入れられたのは、彼のアニメに対する情熱を目のあたりにして、その情熱が本物であると周囲が理解しているからこそだろう。

 『境界のメロディ』には、主人公のキョウスケやカイだけでなく、ユイやジン、ライバルのスリーピースバンド・サムライアーといった多くの登場人物に、宮田の想いに通じるような発言が随所に見られた。それは、これまで彼がアイドルとして、制約がある世界の中で、自分の思う表現に悩みながら、エンターテインメントを生み出してきたからこそ、そうした想いが登場人物のキャラクターに反映されたのだろう。宮田の初となるライトノベル作品『境界のメロディ』は、宮田の夢の第一歩であると同時に、宮田がこれまで情熱を持って開拓してきたエンターテインメントの一つの集大成と言える。

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