NMB48 塩月希依音・小嶋花梨・泉綾乃・桜田彩叶・平山真衣……最新選抜メンバーを徹底解説【Vol.1】
NMB48が29thシングル『これが愛なのか?』をリリース。これまでグループを牽引してきた渋谷凪咲の卒業後初となるシングルリリースということで、台頭する新世代メンバーがWセンターを務めるなどNMB48の新たな一歩を決定付ける作品となった。
本記事では表題曲の選抜メンバー16人の中から塩月希依音・小嶋花梨・泉綾乃・桜田彩叶・平山真衣の5人をピックアップし、各メンバーの魅力やキャラクター、個々の活動について紹介する。様々な個性あふれるメンバーが集結したNMB48の逸材とぜひ出会ってみてほしい。(栄谷悠紀)
“てっぺん”へと上り詰める新センター 塩月希依音
Team BⅡのメンバーで、公式ニックネームは「けいと」。坂田心咲とともに念願のセンター初抜擢となった表題曲「これが愛なのか?」では、エッジの効いたアグレッシブなサウンドに乗せて、チャーミングなパフォーマンスを見せてくれる。しっかり者で純粋、あどけなさが残る笑顔が魅力で、先輩メンバーから愛されている塩月。個人の活動としても多方面から支持を集めており、『関西コレクション 2023A/W』出演、「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」広報アンバサダー、『OSAKA COMIC CON 2024』PR大使のほかに、『Ikenobo 花の甲子園』大会アンバサダーを2022年から3年連続で務めている。全国各地を一人旅しながらおすすめスポットなどをVlogにして紹介していくYouTube番組「ケイト旅」もぜひチェックしておきたい。
NMB48加入のきっかけとなった2018年の「第3回ドラフト会議」一次審査の自己紹介で「大阪からてっぺんとりに来ました!」と宣言していたというのは知る人ぞ知るエピソード。2025年の『大阪・関西万博』開催に向けたグループの活動テーマ「大阪から世界へ」を体現し、さらなる飛躍を掲げるNMB48の中心メンバーとなっていくに違いない。
オールラウンドに頼れるキャプテン 小嶋花梨
Team Nのメンバーで、公式ニックネームは「こじりん」。2018年より初代キャプテンの山本彩によって指名され、NMB48の2代目キャプテンを務めている。キャプテン就任後はプロデュース能力を発揮し、劇場公演やライブハウス公演を手掛けたことも。そのリーダーシップは様々な活動で活かされ、25thシングル『シダレヤナギ』収録の「青いレモンの季節」ではMVの監督を務めるほどだ。責任感が強く、面倒見の良さから後輩に慕われている小嶋は、2021年と2022年に行われたグループ活性化プロジェクト『NMB48 NAMBATTLE』で好成績を収め、ファンからの信頼も厚い。
今年に入って2度のソロコンサートを開催し、ショートヘアを振り乱しながら踊る指先までしなやかなダンスはグループ内でも随一。また4thアルバム『NMB13』収録のソロ曲「最高に下品なアタシ」の妖艶なパフォーマンスも忘れてはいけない。ダンスのみならず、楽曲の主人公が憑依したボーカルの表現力にはうっとりしてしまう。台頭する若手メンバーの後押しをしてくれるお姉さんキャラと言えばこの人だ。
ダンスへの探究心でグループを牽引 泉綾乃
Team Nのメンバーで、公式ニックネームは「あーのん」。27thシングル『好きだ虫』以来2作ぶりの選抜入りを果たした。『これが愛なのか?』劇場盤(テトラver.)に収録の「青春テトラポット」「おとめのアイス」では、メンバーの安部若菜原作のテレビドラマ『アイドル失格』に登場する劇中アイドル・テトラ/TETRAの川嶋サヤ役として歌唱を担当。人見知りでどこかおっとりしていて、つかみどころがなかったりするが、そこから突拍子もないボケをかまし周囲の笑いを誘うことも。
それでいて、ダンススキルの高さとのギャップもまた泉の魅力であり、アイドルの王道以外にもヒップホップやK-POPを自在に乗りこなす。根底にあるダンスへの探求心はグループで魅せるパフォーマンスの基盤となり、5月14日から開催中の新たなオリジナル劇場公演『天使のユートピア』のキャプテンに抜擢されるなど、頭角を現している。『大阪・関西万博』に向けて世界に飛び出していくNMB48をパフォーマンス面で牽引していくことだろう。