Snow Man 宮舘涼太、30代に突入して大きく広げた表現の幅 強い信念と柔軟性を併せ持つバランス

 3月25日、舘様ことSnow Man 宮舘涼太が誕生日を迎えた。今年31歳となった宮舘は、昨今ドラマにバラエティに幅広い活躍を見せているメンバーの1人。とりわけ、この1年間で活躍の幅がグッと広がったように感じる。そこで、誕生日をきっかけに宮舘の活躍を振り返ってみたい。

 1年前の2023年3月頃を思い返すと、宮舘=『ラヴィット!』(TBS系)というイメージが広く認識されていた時期だろう。同時期に発売された『日経エンタテインメント!』2023年4月号(日経BP)の中でも、「『それスノ』(『それSnow Manにやらせて下さい』/TBS系)の時から面白がられている感じはありましたけど、『ラヴィット!』に1人で出るようになって、『昨日見たよ』『面白かったね』と言われることが増えました。僕自身、目に留めてもらえる喜びを覚えましたし、『じゃあ次はこうしてみようかな』って、バラエティーでもっと上を目指す気持ちにもなりました」と語っている。たしかに当時は、『ラヴィット!』でのたっぷり間を使った“ロイヤル”な物言いが名物になっている「舘様クッキング」が度々話題になっていた。次々と切り替わっていくカメラに目線を送って、溜めに溜めて言葉を発するスタイルはもはや持ちネタのようになっており、番組の前に放送されている『THE TIME,』(TBS系)で安住紳一郎アナウンサーが真似をしたこともあった。

 それ以降、『有吉クイズ』(テレビ朝日系)や、『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』(TBS系)、『ゴタクを並べてワッハッハ』(日本テレビ系)など徐々に1人でバラエティ番組に出演することも増えていった宮舘。『バナナサンド』(TBS系)の人気コーナー「ハモリ我慢ゲーム」に参加した際にも、期待を裏切ることなく思いっきりハモリにつられてしまい、笑いを生んでいた。それだけでなく、Snow Manから数名でバラエティ番組に出演する際には宮舘がいることも少なくない。『バナナサンド』でも、深澤辰哉とともにババ抜き対決にチャレンジしたことがあった。

【仲良しの後輩】Snow Man 宮舘涼太と生まれ育った地元へドライブ。

 とはいえ、KAT-TUN 亀梨和也のYouTubeチャンネルにアップされている「【仲良しの後輩】Snow Man 宮舘涼太と生まれ育った地元へドライブ。」の中でも話していたが、宮舘自身は“舘様ロイヤル”とイジられることを嫌だと感じていた時期があったそう。しかしそれを乗り越え、今に繋がっているという。嫌だと思っていたことを受け入れ、逆に武器にしようと考えられる考え方は「尊敬」のひと言だ。実際、2023年10月からは初単独MC番組『日本全国さすらい料理バラエティ 黄金のワンスプーン!』(TBS系)もスタートし、結果を出してきた。そんな宮舘の姿を見ていると、1つの考えに固執しすぎず、柔軟性を持つことの大切さが身に沁みる。

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