STARTO ENTERTAINMENTドーム公演は“カウコン”になり得るのか 松本潤のライブ演出への期待
新事務所のお披露目の意味も含まれているであろう本公演で、演出を務めるのは松本潤とされている。長きにわたり、嵐のライブ演出を行なってきた松本は、これまでも数々の“革命”をステージにもたらしてきた。たとえば、いまでは多くのアーティストが使っている「ムービングステージ」(=客席の上を移動する透明な可動式ステージ)は、彼のアイデアだ。嵐のコンサートは、どの席も価格が同じ。ならば、できるだけ後ろにいるファンにも近づき、みんなが楽しめる公演にしたいという想いが、このシステムを生み出した。
ちなみに松本は、2021年末に東京ドームで開催された『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』でも、演出を担当している。筆者はこの公演をオンライン配信で視聴したのだが、そのときに感じたのが「どれだけ各グループのことを見ているんだろう……」ということ。自身が所属する嵐の魅力を、存分に発揮するのに長けているのは分かる。しかし、松本は同公演に出演していた13組、そしてそれぞれの関係性までを加味した構成を組んでいたのだ。
とくに印象的だったのは、ジュニア時代からの戦友であるKis-My-Ft2と、A.B.C-Zによる“エビキス”のコラボレーション。また、SixTONESの楽曲「Imitation Rain」を、KAT-TUNが歌っていたのもエモーショナルな気持ちになった。さらに、関西ジュニア時代に同じグループに所属していた平野紫耀と向井康二が、肩を組みながらKing & Prince「シンデレラガール」を歌う姿なんかは、当時のファンにとっては感慨深いものがあったのではないだろうか。
こんなステージが出来上がるのは、松本が後輩たちに対して大きな愛を持っているからこそ。ファン、後輩、そしてステージを愛した男・松本が手がけるとされる『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』。どんな公演になるのか、いまから楽しみでならない。
NEWS、WEST.、Snow Man、SixTONESら大集結 STARTO ENTERTAINMENTドームイベント開催
4月10日に東京ドーム、5月29日、30日に京セラドーム大阪にて『WE ARE! Let's get the party …