百田夏菜子の全力バラエティ、氣志團から高城れにへのエール……本家超える勢い見せた『ももいろ歌合戦』

『ガンダム』メドレー、カウントダウンでの歌唱……本家に負けない『歌合戦』

 かつて、ももクロのライブでオリジナルのOvertureが出来上がる前には、その代わりに「GUNDAM出撃」を使用したり、玉置成実の「Believe」をカバーしたりするなど、何かと縁が深い『機動戦士ガンダム SEED』シリーズ。そのテーマソング/劇中歌を担当した、石井竜也(「RIVER」)、玉置成実(「Believe」)、西川貴教(「FREEDOM」/t.komuroとのコラボ曲)、さらに『機動戦士Zガンダム』のオープニングテーマ「水の星へ愛をこめて」を担当し、『SEED』の挿入歌「暁の車」もカバーした森口博子が登場した企画「ナチュラルにコーディネートされた歌合戦メドレー(種明かしは当日に)」は、まさに“伝説”と呼べるパフォーマンスに。『ももいろ歌合戦』でしか観ることのできない特別入手映像、さらにももクロがバックダンサーを務めるなど、とても貴重なステージとなった。

 ほかにも、お笑いコンビのかが屋と玉井のコントでは、なんとしてでも自分のソロ曲を歌唱しようとする玉井を前にかが屋がタジタジになる姿がおかしかった。また、ダチョウ倶楽部のお家芸“熱々おでん”のパートでは、超特急、ヤバイTシャツ屋さんのもりもりもと、氣志團がチャレンジして悶絶。さらに百田が巻き添えを喰う形で“熱々おでん”に挑戦することになり、「しらたきはダメ!」と“お約束”のフリをして、湯気が上がっているしらたきを頬にくっつけられて“撃沈”。「大先輩だけど言わせてください。お前ら本当はバカだろう」と言い放つなど、最高のバラエティパートとなった。

 カウントダウンのタイミングでは、歌合戦の“本家”に負けじと出演者がボーダレスに入り乱れて「行くぜっ!怪盗少女」を歌唱。そのあと勝敗結果が発表されたが、「みんな、ハッピーで終わろうよ」と締め括ったところは、今回の『ももいろ歌合戦』の象徴だったように映った。

 終始、幸福感が味わえた『第7回 ももいろ歌合戦 2023→2024』。2024年は始まったばかりだが、早くもこの年末への期待が膨らむ。きっと日本中を元気づけてくれる内容になるに違いない。

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