SEVENTEEN、最新作は発売初週で売上500万枚超 記録更新に欠かせない音楽性のアップデート

アップデートし続ける音楽性とグループとしての在り方

 SEVENTEENといえば、メンバー自身が楽曲制作に携わる“セルフプロデュース”のグループとして知られている。

 K-POPグループの中には、一貫した音楽スタイルを守り続けるグループも少なくないが、彼らが手がける楽曲は、キャッチーでダンサブルかつ中毒性のある独自のテイストはブレることなくそのままに、なおかつ変化する時代の音楽トレンドのエッセンスを取り入れながら進化し続けている。

 「Adore U」「MANSAE」「Pretty U」「VERY NICE」といった爽やかな青春讃歌から、「Don't Wanna Cry」「舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)」のようなバラード、「HIT」「Ready to love」のような激しいダンスが光るアップテンポ曲、グルーヴの効いた「24H」「HOT」など、これまでリリースしてきた楽曲の数々はどれも異なったカラーを持っており、1つのジャンルにとどまらない。

 また、13人という大所帯を活かした迫力ある群舞も、キャリアを重ねるごとにコミカルでエネルギッシュなものから優美で色気を感じるものまで、表現の幅も広がっている。

 常に新しいジャンルに挑戦し続け、自己研鑽を止めない彼らの姿を考えると、音源売上が好調なのも納得のいくものなのではないか。

 2015年にデビューを果たしたSEVENTEENは、今年でデビュー8年目を迎える。現在、K-POPシーンの第一線で活躍するグループには、2018年以降にデビューした“K-POP第4世代”が目立つ中、SEVENTEENは依然として高い人気を誇り続けている。このように変わらず愛され続けているのも、彼ら自身が常に進化し続ける姿を大衆に届けてきているからであろう。

 そんな彼らは、11月14日にフランス・パリのユネスコ本部で開催される「第13回ユネスコ・ユースフォーラム」でスピーチとパフォーマンスを披露する予定。ユネスコ本部でスピーチをするK-POPアーティストはSEVENTEENが初とのこと。

 これまで、ワールドツアー『SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN]』の収益の一部をマラウイの子どもたちへの教育支援に寄付したり、教育弱者に向けたグローバルキャンペーン「#GoingTogether」を行ったり、また、メンバーも各々で寄付活動をしたり、社会問題への取り組みも注目されているSEVENTEEN。「ユネスコ・ユースフォーラム」で何を伝え、どのようなパフォーマンスをするのか。音楽を通して、様々な分野に幅を広げて活躍する彼らの今後にも目が離せない。

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