CUBERS、“LAST SUMMER”をベスト的選曲で彩る グループ最後の日まで駆け抜けることを改めて誓ったツアーファイナル公演

 9月30日、CUBERSによる『LAST SUMMER CUBERS “2015-2024”』のファイナル公演がヒューリックホール東京にて行われた。

 来年3月で解散することが決まっているCUBERSにとって、本ツアーはCUBERSとして過ごす最後の夏となる。ベスト版のようなセットリストと共に夏の終わりを過ごす、メモリアルな公演となった。

 SEをバックにTAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人が登場すると、ライブは「全然今しかない」で開幕。軽やかな振り付けとともに披露されるメンバーの歌唱にも力がこもり、特別なツアーファイナルにかける思いや高揚感を感じさせる。「全然今しかない」が彼らの高揚を存分に感じさせる楽曲だとしたら、続く「人生Heyday」はオーディエンスを巻き込みながら熱を昂らせていく楽曲。オーディエンスもペンライトを振り盛り上がる一方、5人の歩みを感じさせる歌詞が散りばめられた選曲に、日に日に活動の終着点が近づく今エモーショナルな気持ちになるのも事実だろう。タオルを回しながら披露した「Chi-Chi-Chi」ではメンバーがステージ前方に乗り出してファンにレスポンスを送り、徐々にオーディエンスとの距離を縮めていった。

 自己紹介のMCを挟んで披露された「SHY」から大人びた「Stage」、ジャジーなトラックに乗せ低音で誘惑するような「Mr.COOL!!」とインディーズ時代の楽曲を続けたセクションでは、ライブ冒頭の熱気とはがらりと空気を変えてクールな表情を見せる。続くダンスパートでは、それぞれのソロダンスを織り交ぜながらダンスを披露。ワイルドな振る舞いで会場を沸かせた。

 そんな大人なパートを経て、クラップを求めながら披露したのは「スマイル」。穏やかで明るい楽曲で会場を優しく包み込む。歌声のニュアンスや振りの印象も含め、様々な表情を見せていく。

 公演ごとに異なるメンバーが選曲する日替わり曲コーナーでは、TAKAによる選曲で「26.5」を披露。「この曲を今の僕らが歌ったら、当時とはまた違った聞こえ方になるのではないかと思って選びました」との言葉ののちにタイトルコールされると、オーディエンスからは悲鳴のような歓喜の声が上がる。そんな期待のまなざしが向けられる中披露された「26.5」は、これまでの歩みを振り返るようにじっくりと届けられた。

 インターバルを挟み、それまでの白を基調とした統一感のある衣装と打って変わって、カラフルかつカジュアルな衣装で登場したCUBERS。「CHOICE」を華やかに魅せると、茶目っ気の効いた「神様は忙しい」、メンバーが客席に降りていき近距離でのコミュニケーションを楽しんだ「STAND BY YOU」と、ライブは佳境に差し掛かっていく。

 一変してしっとりと、感情を乗せながら歌い上げたのは「Twilight」。〈でも君がいた それが「この夏のすべて」〉と、煌めく思い出とともに夏の終わりを振り返るこの楽曲は、今までのどの「Twilight」よりも哀愁とともに響いたことだろう。落ちサビの〈この声がまだ聞こえるうちに ちゃんと伝えたいんだ〉のフレーズに、感極まるオーディエンスも少なくなかったはずだ。

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