Snow Man 渡辺翔太、『ウソ婚』進藤将暉ロスが続出 ハマり役との出会いでさらに広げる個人の魅力

 Snow Man 渡辺翔太が出演していた火曜よる11時連続ドラマ枠「火ドラ☆イレブン」『ウソ婚』(カンテレ・フジテレビ系)が9月26日の放送で最終回を迎えた。幸福感に包まれた感動的なラストの余韻とともに、放送後には渡辺が演じた「進藤将暉ロス」なるワードがSNSを賑わせた。渡辺にとって進藤役との出会いは、俳優仕事の中のマイルストーンとなったのではないだろうか。

 進藤将暉は、菊池風磨(Sexy Zone)演じる夏目匠の親友でフリーのガーデンデザイナー。夏目のよき相棒として、公私ともに信頼関係を築いていた。しかし、4話・5話で明らかになったのは、進藤が匠に密かに抱いていた恋愛感情。仕事の都合を口実に初恋の相手を偽りの妻に迎えた夏目とその妻・千堂八重(長濱ねる)の“ウソ婚”を怪しみながらも、2人の、そして匠の幸せを第一に願い、最終的には自らの思いを伝えることなく2人の幸せを側で見守る選択をする。自らを料理に添えられた「パセリ」に例えて複雑な立場や感情を表現したシーンは本作におけるハイライトの一つ。最終回では好きな人と結ばれる未来が待っているにもかかわらず、“贅沢うじうじ”から抜け出せない匠に自らが抱えてきたジレンマを重ねて感情をぶつけて後押しするシーンなど、物語が大きく動く場面に進藤は欠かせない存在だった。SNSでは「進藤には幸せになってもらいたい」「進藤のスピンオフが観たい」など、“進藤推し”の声を多く確認することができた。脇を固めるキャラクターであったにもかかわらず視聴者の心を大きく掴んだのは、進藤というキャラクターが魅力的だったのはもちろん渡辺が演じたことの効果も大きかったように思う。

 ドラマ開始当初、正直ここまで進藤が渡辺にとってのハマり役になるとは想像できていなかった。しかし、菊池風磨という心強くリラックスできる長年の盟友が主演だったこと、Snow Manとして、個人として、さまざまな経験を重ねたいまこの役を演じられたことなどが合わさって、なるべくしてなったものなのだろう。

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