Snow Man、「DA BOMB」MVから見える引き出しの多さ 普段とのギャップとらしさのバランス

 8月23日、Snow Man公式YouTubeチャンネルにて、9thシングル収録曲「DA BOMB」のMVが公開された。同曲は2023年4月に上演された『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』で披露された楽曲。オリエンタルテイストのHIPHOPナンバーで、幾何学的背景にプリミティブな要素とHIPHOPモチーフが融合した映像がマッチしている。9つのアート空間が結びついた不思議な街が舞台となっており、メンバーそれぞれが力強いダンスや見入ってしまうような表情を披露している同曲のMVの魅力を考えてみたい。

Snow Man「DA BOMB」Music Video

 まずは、メンバー一人ひとりの個性がはっきりと見える点を挙げたい。同曲ではそれぞれの持ちパートがくっきり分かれており、その中で個性を発揮している。歌い方やちょっとした仕草、表情はもちろんなのだが、衣装も個性的だ。例えば、岩本照は全体的にHIPHOP要素が感じられるセットアップなのだが、キャップに付いているアクセサリーや手に持っているブブゼラからオリエンタル要素を感じられ、同曲にマッチした衣装となっている。

 そして、その個人パートでは9人それぞれがいつもの印象と違う姿を見せている。例えば佐久間大介。佐久間といえば、これまでラップパートを担当することが多かったメンバーだが、同曲ではラップではなく歌パートを担当。透明感がありつつもどこか神秘的で、じわっと広がっていくような美しい声を響かせている。MVでは佐久間に限らず、思わず感嘆してしまうような一面を各メンバーが見せていることから、彼らがどれだけ多くの引き出しを持っているのかを改めて実感できるのではないだろうか。

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