ゲリラライブも話題のTohji、若年層を惹きつけるカリスマ性 キャッチーな楽曲や海外を含めた交流から考える
先日、Tohji、gummyboyらによるクルー・Mall Boyzのシークレットライブが開催された。TohjiとgummyboyのSNSに投稿されるヒントを頼りに開催場所を探し、先着順でライブハウスに入れるという同企画。終演後には間に合わなかったファンのためにゲリラライブを開催し、路上を埋めつくすほどの人だかりに。SNS上に投稿されたライブの様子を見るに、集まった観客は若い世代がほとんどのようだった。これほどまで人を惹きつけるTohjiの魅力、人気の理由を改めて考えてみたい。
ライブ映えするキャッチーな楽曲
Tohjiの楽曲はどれをとってもキャッチーでリスナーの耳に残りやすい。「Super Ocean Man」など、フックの強いインパクトやリズム感の良いビートが揃っており、ライブでは観客が一体となって飛び跳ねるシーンが何度もある。Tohjiは過去のインタビューで、ライブについて「俺たちの人生のハブのようなもので、繋がれる場所」と表現しており、リスナーとの繋がりを重視しているように思える(※1)。そのためか、ライブ映えが期待できるようなアグレッシブな楽曲が多い。一方で、アンビエントな雰囲気を醸し出す「I'm a godzilla duh」、「Oreo」などを通じて自身の引き出しの多さを体現している。
その活躍はソロだけにとどまらず、DJ CHARI & DJ TATSUKI「GOKU VIBES feat. Tohji, Elle Teresa, UNEDUCATED KID & Futuristic Swaver」のMVはYouTube上で800万回再生を突破しており、TikTokではMVの特徴的なダンスを真似する「#gokuvibeschallenge」が話題となった。また、Mall Boyz「Higher(dir.Spikey John)」のMVは760万回再生を記録している(いずれも7月20日現在)。