稲垣吾郎と香取慎吾、30年以上の付き合いゆえの気恥ずかしさも? 1カ月ぶりの再会に感じた“しんごろ”の関係性
7月3日、香取慎吾がラジオ『THE TRAD』(TOKYO FM)に出演した。とはいえ、ゲストとして普通の流れで出演するのとはまた一味違った登場の仕方だった。同番組は仮想のレコードショップをコンセプトとしたもの。香取は、その店長に扮して登場したのだ。
番組アシスタントのフリーアナウンサー・吉田明世が「さあ、今日もお店の準備しようかなあ」と開店準備をしていると「あれ?」と驚いた声を出す。そして、いつもの店長とはまるで違う、香取の姿を見つける――という展開だった。
「放送のどこかで香取慎吾さんがご来店!」と予告されていただけに、リスナーも香取がいつ、どうやって登場するのか楽しみにしていたはず。そんななか、こんな遊び心溢れる演出ができるのも、きっと“いつもの店長”が稲垣吾郎だからだろう。
この日の香取は、金縁のメガネを掛け、胸元にブタの刺繍が施された黄色いアロハシャツを着用し、さらに麦わら帽子をかぶった元気いっぱいなコーディネート。それは、稲垣はなかなか着ることのなさそうな出で立ちだ。
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「初めて着てきたかもしれない」なんて、あくまで“吾郎店長”として振る舞う香取と、それに付き合う吉田という時間がしばらく続き、ついに「ちょっとちょっと、吉田くん」と耐えかねた稲垣が登場するのだった。
もしかしたら、打ち合わせではもっと早くに吉田と香取のあいだに稲垣が入っていく予定だったのかもしれない。吉田が「もうちょっと早めに入ってもらっていいですか」と苦笑い。稲垣も「いや、わかるよ」と言いつつ、「なんかどういうテンションでいけばいいか僕わからないんだけど。なんか香取くんとかいると……混乱しちゃうんだよね、わかる?」といつものペースを乱されている様子だった。
一方で「ブタさんの刺繍が入ってるんだ」と香取は、まだ店長コントを続けている。このあたりに、SMAP時代から続いている周囲との調整役にまわりがちな“中間管理職”的な稲垣と、ギリギリまで攻めていく“末っ子”な香取の関係性が見えて微笑ましかった。
「麦わら帽子も被ってる」と少々すました感じで話し続ける香取に、稲垣のモノマネをしているのだとピンときたのか、「そんな喋り方しない、僕」とツッコむ稲垣。ボケが通じたのが嬉しかったのか、香取も思わず「はははは!」と笑ってしまうのだった。